真実とは



ブラックに殺されたと思っていたペティグリューが生きていて。ブラックは嵌められたのだと、無実なのだと。
夢物語だと思う一方で、そうであるのならばリーマスがあの場所にいたのも、協力したのであろうことも理解ができる。
跳ねのけず聞き入るダンブルドアにスネイプと大臣はあきれて部屋を出て行ってしまった。私はどうしてもその先を聞きたくて、その場に残った。

「必要なのは、時間じゃ」

静かにポッターたちを宥めていたダンブルドアが、はっきりと口にした。時間というのは、グレンジャーのタイムターナーのことだろうか。
同じくグレンジャーも察したようで、深くうなずく。

「シリウスは8階のフリットウィック先生の事務所に閉じ込められておる。ミスグレンジャー、誰にも見られてはならんぞ」

そう言葉を言い残し、私に目配せをしたダンブルドア。
「ミア、これは儂らだけの、秘密じゃ」
「――はい、校長」
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