逃亡者の襲撃



その日はおそらくみんなが待ちに待っていたであろうイベント・ハロウィンの日だった。昼間はホグズミード、そして夜はご馳走の用意されたパーティ。
私も生徒達のようにホグズミードには行かなかったもののパーティを存分に楽しんでいた。

「へぇ、そしたらポッターと今度はお茶会だったんですか」

ごくごく詰まりそうな喉を空けるためにかぼちゃジュースを飲みながら隣に座るリーマスを見る。
リーマスは嬉しさが全開に出ていて始終ニコニコしていた。おそらく親友の息子と話せて嬉しかったんだろう。

「とても楽しかったよ。だけど、そのお茶会の時にセブルスが薬を持ってきてね...ハリーに変に思われていないといいんだが」


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