グリフィンドールvsハッフルパフ



「何故人狼の授業をしたんです。まだ授業ではそこまでいっていないでしょう」

スネイプに声を荒らげたのは恐らく初めてかもしれない。それほどまでに私は怒りを覚えていた。
職員室でほかの先生もまばらにいたが、構わず追求しようとするとスネイプはあからさまに顔を歪めた。

「パーヴィス、我輩が代理で闇の魔術に対する防衛術を受け持った。であるからどの内容をするかはこちらの自由だろう」

フン、と鼻息と共に吐き出された言葉。確かにそうだろう、だけど。

「リーマスのことがバレるようにわざとあのタイミングで人狼をやったとしか思えません。何故そんなことをするんです」
「いつかは習うことだ。気づくものもいずれでてくる」

この話はここまで、というふうに職員室を出ていく真っ黒に対して追いかけてもう一言なんとか言ってやろうとすると、ミネルバに肩を掴まれ止められてしまった。
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