「なんでわざとリーマスが困るようなことを。スネイプ先生以外に代わりはいなかったの?」
「ミア落ち着きなさい。あの時間で空いているのはセブルスしかいなかったのですよ」
そう言いながらそれでも心苦しそうに紅茶を出してくれるミネルバを見て、まだ続きそうだった文句が引っ込んだ。
ちびちび紅茶を飲みながら恐らく部屋でひとり苦しんでいるであろう彼を想う。
満月であるため、脱狼薬を飲んでもとても授業ができる状態でなかったリーマスの代わりに闇の魔術に対する防衛術の授業代理になったのはスネイプだった。
しかし、スネイプはまだ授業で触れてもいない人狼を取り上げたのだ。
いくら学生時代に一悶着あったからといってこれはやりすぎだ、とまた怒りが沸き上がる。
イライラする私を見てミネルバがため息をつくのが目の端で見えた。
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