扉を開けるとそれまでの冷え切った体にぶわりと暖かい空気がつつむ。ほっとひといきつき、テーブルに座った。各々好きな飲物を頼む。私はここに来たらこれしかないとばかりにバタービールを頼んだ。
ミネルバにはこの年になって?という顔をされたけど気にしない。
久々に飲んだバタービールはすごく甘くてやっぱり美味しい。
「大臣、ブラックがまだこのあたりにいるとお考えですの?」
「まちがいない」
三本の箒の店主であるロスメルタも一緒になって話す話題はもっぱらホグワーツの警備体制やシリウス・ブラックのことだった。
だからはじめはうんうんと適当に相槌を打ちつつバタービールを飲むことに集中していたのだが…やがてブラックの学生時代の話題になり、思わずはっと顔を上げてしまう。
いつでも一緒、影と形のようだった、シリウス・ブラックとジェームズ・ポッター。
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