「ごきげんよう」
ついた先で出迎えたのは若緑の山高帽に細縞のマントを身に着けた太った男。
コーネリウス・ファッジだった。
私は正直この男がニガテだ。
長いものには巻かれろといった様子でなんでもへこへこ頭を下げる。そういう印象をもっている。
何も教えてくれなかったミネルバをじとりと睨むと彼女は私の視線を全く気にする様子もなくファッジへ歩み寄る。
「ごきげんよう。この子は私の助手を努めてくれているミア・パーヴィスです」
紹介をされては話すほかない。一歩前へ出てファッジを見る。大臣は大げさに手を広げた。
「君が!噂は常々聞いているよ。よろしく、パーヴィス」
「こちらこそ、よろしくおねがいします。大臣」
それからはあとからハグリッドも合流して5人でふらふら歩いたあと、温まろうということで三本の箒へ向かった。
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