「メリークリスマス」
誰に言うわけでもなくそうつぶやく。伸びをしてベッドからでて服を着替えたところで、いつもはないものがあることに気づいた。
窓の下にある小さい箱、大きい箱、様々なそれはクリスマスプレゼントだ。
窓の鍵は開けておいたから寝ている間にふくろうが運んできてくれたんだろう。
大人になってからというもの、友人とプレゼント交換なんてすることもなくなって家族としか祝わない寂しいクリスマスをここ数年は過ごしていたが、ホグワーツに戻ってきてからは昔のように同僚や生徒などからいくつかのプレゼントが届くようになった。
今年で2回目だ。嬉しいような恥ずかしいようなむず痒い気持ちを抑えて順番に箱を手に取る。
まず長細い箱、ダンブルドアから。開けてみると蜂蜜酒が入っていた。
ありがたいけれど、あんまりお酒に強くないのでひとりではきっと全部飲みきれないだろう。今度誰かと飲もうと決め、とりあえず棚に置いておく。
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