「うわあぁあ」
情けない声を出してびくびくして走り回っているのはスリザリンのマルフォイやフリントたちだった。黒い布をよく見れば顔のようなものもついている。
おそらく吸魂鬼のマネをしてポッターを怖がらせようという魂胆だったのだろう。ポッターの守護霊の呪文によって失敗に終わったものの、試合を妨害したことはルール違反だ。
私達教師が駆けつけた事に気づいてバツの悪そうな顔をする。どういう罰則にしてやろうか。
罰則内容を考えているとフーチ先生のホイッスルが鳴る。空中を見ると紅のユニフォームが集まっている。観客席を見ると赤の方がワアワア喜んでいるのでグリフィンドールが勝ったのだろう。リーマスと顔を見合わせ笑いあった。
マルフォイの舌打ちがかすかに聞こえたような気がするが、今はこの嬉しさに免じて聞かなかったことにしよう。
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