ふたたび



城中を探し回ったあと、今回の事件についてミネルバから聞いた。
ロングボトムが落とした合言葉を拾って談話室に入り込んだブラックが何故かウィーズリーにナイフを持って襲いかかったということだった。

彼が狙っているのはポッターではなかったのか。

おそらく夜中だったから見間違えたのだろうというのが教員たちの意見だった。でも、私としては夜中だとしても赤毛のウィーズリーと黒髪のポッターを見間違えるだろうかと少し引っかかった。それに、なぜすぐに逃げたのだろう。寝ている生徒たちの杖を奪えばどうとでもできたはず。
考え出すと止まらないが実際誰も被害にはあっていない。考えすぎだろうと思い直し特に他の人にこの違和感は話さないことにした。

それからわたしたちも一睡もできずに授業の時間となった。
先生たちの警戒は最高潮でフィリウスはドアというドアにブラックの写真を貼り付けて、フィルチは小さな穴にまで板を打ち付けていた。
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