ふたたび



「またです。ブラックがこんどはウィーズリーに襲いかかりました。まだこの城の何処かにいるはずです」
「ブラックが…」

開いた口が塞がらないがとにかく今は捜索しろということだろう。
ウィーズリーが無事だということだけ聞くと急いで身支度し、部屋を出た。夜中だというのに校内は昼間のように明るかった。

数時間、空が明るくなってくるまで教員全員で探し回ったが結局今回も城のどこにも彼はいなかった。
また逃げられてしまった。
せっかくグリフィンドールが勝利を収めた日だったというのにこんなことになってしまい、生徒たちは眠ることもできなかった。

これほど呪文を張り巡らせ、教員たちで探したというのに出てこないのは絶対になにかおかしい。内部の者の手引きが…そこまで考えて頭を振った。
疑心暗鬼になっては相手の思うツボだ。

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