優勝戦



一瞬シン、として次の瞬間、爆発音のように歓声が響き渡った。下のグラウンドに興奮した生徒たちがもみくちゃになってどっと押し寄せる。

「やりました、優勝ですよミア」
「うん、うん、そうね、この光景をまた見ることができるなんて、すごく幸運!」

こんな光景は学生時代以来だった。もう卒業してグリフィンドールではないが、自分の受け持つ生徒たちが優勝して、その場に立ち会えたことへの嬉しさの大きさはきっと眼の前の生徒たちと同じ。
すこし涙が滲んだ目でこちらを見てくるミネルバは先程まで怒り狂っていたせいで帽子は落ち、髪の毛はぼさぼさでなんだか笑ってしまう。同じく解説席にいたジョーダンはいつのまにかグラウンドに降りていっており、双子を殴りつけているのが見えた。

満面の笑みのダンブルドアに手渡された優勝杯をポッターたちが掲げているのを見て、問題は山積みだけれどこの幸せな時間がずっと続けばいいと、そう願ってしまった。
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