優勝戦



ミネルバも表面上はジョーダンを叱りつけてはいるものの、きっと腸が煮えくり返っているはずだ。
そうこうしているうちによく見るとポッターの箒の尾をマルフォイが握りしめ引っ張っているではないか。

「このゲス野郎!」
ジョーダンがマイクを引っ掴んで思いつく限りマルフォイを罵倒する。
「この、根性なしの、卑怯者のーー」

今回ばかりは黙ってはいられないとミネルバも帽子を落とすほど怒り狂って叫ぶ。私はすこし離れたところでこの状況を見ていたが、これに乗じてマイクに声が入ったら良いと思い、同じく力の限り叫んだ。

「ポッター!落ち着いて!」

この声がはたしてマイクに入ったのかも、ポッター本人に届いたのかもわからないが数分後、彼は見事マルフォイを払い除けスニッチを手にした。
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