カウントダウン



曲がり角を進んだら彼の部屋というところで真っ黒なものに勢いよくぶつかってしまった。なんだ、と視線を上に上げるとこれ以上なく上機嫌なスネイプだった。

「ああ。パーヴィスか。すまないな」
「あ、いえ…」

いつもなら舌打ちをしかねない勢いなスネイプが私に謝った。逆に恐ろしさを感じながらも急ぐスネイプを見送ったあとリーマスの部屋に行くと、なんの物音もしない。
扉にも鍵はかかっていなかったため開けて確認したのだが、彼はおらず、いつも作業しているテーブルにはなみなみとゴブレットにつがれた気味の悪い色の薬があるだけだった。

今日は満月なはずなのに、どうしてリーマスは薬も飲まず歩き回っているのか。
そしてさっきの上機嫌なスネイプ。嫌な予感がして、いそいで城の中を探すことにした。

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