「わかってる、わかってる!けどちょっとくらい息抜きしないとやってられないわよ」
「先が思いやられますね」
現実逃避で窓を見つめているとふくろうが飛んできた。くわえている手紙を受け取るとすぐ飛び立っていった。
手紙はなんども書き直し、また、涙で滲んですこしよれているがそこにはバックビークの控訴の結果がうまくいかなかったと、しっかりと書かれていた。
黙り込む私に異変を感じ、ミネルバが私の手元を覗き込む。そして彼女も同じようにやりきれない、暗い表情になった。
その日はそれ以降採点がはかどらず、また明日からにするということでテスト期間最終日は幕を閉じた。
なんとなく時間があまった上、気分転換をしたかった私は邪魔をするかもしれないと思いつつもリーマスの部屋へ向かっていた。
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