「ブラックたちとセブを虐めていたあなたの方がよっぽど卑怯で、汚いわ」
「それは、リリーに変な虫がつかないようにしたかっただけさ」
「何様なの、あなた?私が誰と話そうが、付き合おうがあなたには関係ない」
関係ない、と突きつけられた言葉にジェームズさんは何か言おうと開いた口をぐ、っと閉じた。少し後ろで成り行きを見守っていた私が応戦しようと一歩前へ出た時、スネイプさんが口を開いた。
「いい気味だな、ポッター。これに懲りたら僕らに近づくな」
最悪のひとことだったんだろう。今まで優位に立っていたところからの転落。優越感に浸った顔。
低い唸り声がして、彼が杖を取り出そうとポケットに手を入れたのが見えた。咄嗟にジェームズさんの腕をつかみ、杖の方向を自分の方向へ向けた。
あとから考えたら魔女なのだから自分も杖を取り出せば良かったが、とにかくジェームズさんのベル、と呼ぶ声が聞こえて視界はブラックアウトした。