すごく、つらい。表ではにこにこ笑顔の仮面を貼り付けてジェームズさんと話しているけど、中の私は泣き出したい気持ちだった。
人を想ってとった行動に対して、弁解も謝罪も何もできないままなかったことにされるってこれほどまでにつらいことだったのか。結局大広間までいつになくよく喋るジェームズさんの悪戯の話を聞くことになった。
全然ジェームズさんの話は頭に入ってこなくて、ごまかして愛想笑いを常にしていたような気がする。
大広間につくとルーピンさんやペティグリューさんが遅れてやってきたので邪魔してはいけないとジェームズさんと別れて座った。ホッとすると同時に、遠くで楽しそうに食事を摂るジェームズさんたちがまぶしくて、手が届かないような錯覚に陥って、また泣きたくなった。
いつも食べるサンドイッチは、口に含んでもなんの味もしなかった。