山の手線ゲーム


「電話中椅子にふんぞり返りながら申し訳無さそうな声で大変申し訳ございません!」
「番組のディレクターからお尻撫でられた後に見えないところで手で払ってる」
「脂肪って一日ぐらい暴食したぐらいじゃつかないしってラーメン大盛り食べてる」
「雑談で話聞いてる?って聞いた時に、ごめんなさい鼻くそほじってましたって言う」
「お昼食べ過ぎたあとに私の瞼に目描いてくれませんかって真面目な顔で言う」
「完璧な書類より完成した書類って言いながら帰る」

 パンパンと手を叩きながら順々に話していく。最初から、春名さん、御手洗さん、大河さん、享介さん、花園さん、天峰さんのメンツである。夏休みの課題の合間か台本の読み込みの間だろう。事務所の応接用兼談話用のテーブルに広げられる参考書やら書類やら。狭いだろうに肩を並べている。みなさんあまりにも真面目に遊んでいる内容に何か覚えがあると思いながら、私が居る中で言葉に出しているということはツッコミ待ちなのか。

「なにやってるんですか?」
「プロデューサーの好きなところ山の手線ゲーム」
「悪口じゃんそれ」



20220811

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