Round 1 お仕置き編 Round 1 お仕置き編 お仕置きっていうのは、これは、多分、本当に朝食抜きとか、そういう可愛い事じゃなくて。私にとって未知の世界に関わることなんだと、目の前に立ちはだかる二人の怪しげな雰囲気から察せられた。 生まれて初めて感じる本気の貞操の危機に、このままではいけないと脳内で警報が鳴る。 「あ、あの……に、逃げだそうとして、ごめんなさい」 「へぇ? 悪いとは思っているんですか?」 「お、思ってます。約束破ったのは、よくなかった、です……」 語尾に向かうにつれ消え入るような小さな声で呟くと、と冷たい視線でジェイド先輩が「ふぅん」とだけ言った。 「だ、だから許して下さい」 そう懇願すると、フロイド先輩は私の肩をトンッと押した。バランスを崩した私はそのまま後ろによろつき、後ろ向きに。ベッドに倒れ込んだ。仰向けになった私の両サイドに、二人はゆったり腰掛けた。 「ふふ、良い眺めですね」 「あんさぁ……勝手に逃げだそうとして、タダで済むなんて虫が良すぎると思わねぇ?」 「……おも、おもいません」 「あっそ。でもオレはそーは思わねーからさ。ま、頑張ってよ」 プルプル震える私の肩にぽんと手を置いたフロイド先輩。 「お仕置き、しよっかぁ♡」 「あうっ」 今朝与えられたばかりの可愛らしいワンピースが乱暴にはぎ取られる。下に着ていたキャミソールも脱がされ、ブラジャーとショーツだけにされてしまう。恥ずかしさと恐怖で、私は彼らから身を隠すようにシーツを体に引き寄せ、ぎゅっと両腕で自分を抱き締め、小さく丸まった。 ベッドの端でプルプル震えていると、フロイド先輩は私の首輪に繋がった鎖を手に取り、グッと引っ張った。 「……いたっ」 フロイド先輩の方に引っ張られて、前につんのめる姿勢になる。まるでリードを引っ張られる犬のようだ。 「どこにも行かせねーよ。部屋の外にも、元の世界にもさ」 「全部監督生さんが悪いんですよ? 勝手に逃げ出したりなどするから」 「だ、だってぇ……!」 「この後に及んで口答えをするんですか? ご自分の立場をよく分かっていらっしゃるようで」 ニッコリと底知れぬ笑みで嫌味を言われる。笑顔の仮面に隠された負の感情が見え隠れして怖い。 「……ですが、僕たちは慈悲深いオクタヴィネル寮生、監督生さんが僕たちとのゲームに勝てば、許して差し上げましょう」 「ほっ、本当ですかっ?」 警報が鳴りっぱなしの脳内に、一筋の希望の光が差し込んできた。私はそれに藁にも縋る思いでそれに食いついた。 フロイド先輩は瞳を三日月のように細めた。 「小エビちゃん、ゲームに挑戦してみる?」 「か、勝ったら許してくれるんですよね? 変なこと、しませんか?」 「しないしない〜。小エビちゃんが勝ったらぁ、今夜は小エビちゃんに指一本触れないし、明日の朝ご飯は超豪華にしてあげる♡ あ、首輪も外してあげてもいーよ」 「や、やります」 破格の条件に恐ろしくなったが、このゲームを受けるしか自分の身を守る方法はない。このまま二人の好きなようにされるくらいなら、抗ってみせる。 強い口調で挑戦の覚悟を示すと、ジェイド先輩とフロイド先輩は二人全く同じ顔をした。 「では、まずは体に巻き付けているシーツを外して下さい」 「……はい」 言われた通り、体を隠すために使っていたシーツをはらりと落とした。男性二人に自分の裸を見られる羞恥で今にも死にそうだったが、ひたすら我慢した。 「小エビちゃん偉い偉い♡ じゃーあ、この縄の上を歩いてぇ、オレとジェイドにちゅーしてみて? それが出来たらゲームクリア! オレ達から逃げだそうとしたこと、ぜーんぶ許したげる♡」 そう言うとフロイド先輩はマジカルペンを軽く振り、先ほど調べたときは鍵が掛かって開かなかった四段目のチェストを開けた。その中から麻縄を取り出し、縄の一端をジェイド先輩に渡した。二人は部屋の両端に立った。 「この縄を跨いで端っこに向かって歩くだけ。ほら、簡単でしょぉ?」 片手に縄を持った二人が、ベッドの上で震える私を愉快そうに眺めて、縄に乗るように促してくる。その縄というのが変なのだ。所々硬い結び目が作られてある。 「ああ、でもこんな麻縄の上に直に跨がっては、監督生さんのお肌を傷つけてしまいますね。潤滑剤でも垂らしておきましょうか」 ジェイド先輩はそう言うと、マジカルペンを振り、チェストの四段目の引き出しを開けた。彼はそこから筒状の物を取り出し、豪快に縄の上を滑らすようにとろとろした液体をかけていった。あのチェストの中には、他に一体何が入っているのだろう。きっと知らない方が良い。 照明の光を受けてテラテラ光る麻縄を持つ先輩達がニヤニヤと悪どい笑みを浮かべて私の挙動を見守っている。余裕綽々の様子が怖くて、震えが止まらない。 でも、縄を上を跨がって歩くくらい、なんてことないはずだ。そりゃあ多少変な感じはするだろうが、我慢して早足で進んでしまえばきっとすぐに終わる。 「わ……分かりました」 私は震える体に渇を入れ、恐る恐るベッドから降りた。そして縄に近付き、その上に跨がった。 「……ぁ、んぅ……は、ぁっ……」 思わず出そうになる変な声を必死に抑えて、崩れ落ちそうな足を一歩ずつ前に進ませる。 おかしい。進む度に体が熱くなっていく。 「最初はオレの方からジェイドに向かって行って♡」との指示通りに、私はフロイド先輩に背を向け、まずはジェイド先輩の方へ歩くことにした。 私の真正面にいるジェイド先輩は生まれたままの姿で麻縄を跨ぐ非力な少女を舐め回すように視姦していた。目を三日月のように細め、口角を歪ませている。欲に濡れた視線が浴びせられているという事実に、死にそうなほどの羞恥を感じる。 少しでも彼の視線から逃れようと、カタカタと震える両腕で体を抱き締め、胸元を隠す。背を丸めて進もうとすると、「背筋は真っ直ぐ伸ばさないと行けませんよ」と命じられた。 仕方なくイヤイヤ背筋を伸ばすと、至極満足そうなジェイド先輩と目が合った。 「ほら、こちらですよ、監督生さん」 「は、い……」 早く往復してこんなこと終わらせてしまえ。早歩きで終えてしまおうと、足を一歩前に出した。 「っ……!」 一歩前に進む。するとぬめりを帯びた荒い麻縄が脚の間を擦り、なんとも言えない感覚をもたらした。……うん、でも大丈夫。全然我慢出来る程度だ。 深く息を吐き、気分を切り替える。ただ、ジェイド先輩の方へ向かうことだけに集中しよう。 もう一歩前に進んだ。気持ちをひたすら無にしたからか、今度はそこまで動揺しなかった。この麻縄で私をどうにかしようとしたいのだろうが、二人の思い通りになってたまるか。その意気でどんどん前に進んでいった。 さて、一つ目の結び目の前にやってきた。私は今までの要領で、気持ちを落ち着かせ、足を前に運んだ。 「――ひあぅっ♡ あ、あれ……っ?」 ずり、とぬるついた硬い結び目が敏感な芽をダイレクトに擦り上げ、女の子の大事な所に食い込んだ。気持ちを落ち着けていたはずなのに、絶妙な刺激に襲われてつい恥ずかしい声を上げてしまった。 でも、なんだかおかしかった。さっきよりも体が熱いし、息が上がっている。ひたすら気持ちを無に近づけているはずなのに、頭の中がどんどんどろりと溶けていく。 おかしい。わたし、こんなにえっちな子じゃない。 私はキッと正面にいる人物を睨んだ。 「何か……しました?」 「何か、とは?」 「へ、へんなことです」 「変なこと……心当たりはありませんが。どうして監督生さんはそのようなことを思ったのでしょう?」 「……なんでもないです」 向こうのペースに飲まれそうになったのを無理に切り上げ、私はただジェイド先輩の方へ歩いていくことに専念することにした。熱くなっていく体を無視して、無心に縄の上を進んでいく。 「……はぁっ……はぁっ……ぁ、……はぁ……あッ、ぁ……ん……」 脚の間を這い上がってくる快感に必死に耐えながら進み続けると、ようやくあと三十センチでジェイド先輩の元へ辿り着く、という距離まで行った。ようやく最初のゴールだ、と安堵した私がもう一歩前に進もうとした瞬間だった。 「あッッ♡ な、なにす……ああっ♡」 「え〜? 小エビちゃんのお手伝い♡」 お尻の方からグッと縄が上に持ち上げられ、結び目が敏感な芽に食い込んだ。瞬間的に目の前がチカチカして、足下から崩れ落ちそうになる。 「こっち側を持ち上げたら、小エビちゃんが前に進みやすくなるかなって♡」 「や、やめてくださ……っ、あぅっ、ぁ、あぁ……っ♡」 縄を上に持ち上げたフロイド先輩が、縄を引っ張ったり緩めたりして更に刺激を与えてくる。私は耐えられなくなって、ついジェイド先輩に向かって手を伸ばし、助けを求めてしまった。 「やっ……じぇいど、せんぱ……っ、たすけてぇっ……」 「おやおや♡」 ジェイド先輩はニヤリと笑うと、手に持っている縄をグッと上に上げつつ引っ張った。 「〜〜キャウッ♡♡」 ずりっと脚の間が強く擦られ、悲鳴の様な甲高い叫び声を上げて私はその場に崩れ落ちてしまった。自重で結び目が食い込み、鋭い快感が脳に伝わる。 「あっ、あっ♡ も、やめっ♡ むりむりっ♡」 立ち上がることも出来ず、その場にへたり込んだ私だったが、二人は縄を上下に動かす動きを止めず、私のそこはざりざりと麻縄に擦り上げられていた。 もう気持ちいいのが止まらなくて、訳が分からない。頭がショートしそう。 「ぁ、あっ、しぇんぱいっ♡ やだっ♡ たてないよぉっ♡ なわ、ずりずりするのやめてぇっ♡♡」 「本当に止めてしまって良いんですか? これが気持ちいいのでしょう?」 「やっ、やめて、くださいっ♡ たてないんです、ぅっ♡ ぃ、ああッ、ぁっ、あ、んぅっ♡ あ〜っ、ぁぁッ♡」 「気持ちよさそーじゃん、小エビちゃん。もっと良くしてあげんね♡」 「アッ、ああぁ……♡ や、やだぁ……♡ 手、とめてぇ……っ、ぅ、あ、ひっ♡」 ぬるぬるした荒い縄にざりざり擦り上げられる感覚が堪らない。イヤだと訴える心とは裏腹に、体はこの快楽を欲してた。脚の間から流れ出て来たどろどろした液体が肌を伝い、カーペットを汚す。床の上にへたり込み、ただひたすらにビクビク体を震わせながら責め苦に耐える他なかった。 体が熱い。頭がぼーっとする。まるで自分が自分じゃなくなっていくみたいに体の疼きがコントロールできない。 床に両膝と手を付き、犬のお座りみたいなポーズでジェイド先輩を見上げた。 「せん、ぱい……っ、た、たしゅけて、ぇ……っ、ぁ、んんっ、ぁアッ♡♡」 瞳に涙をいっぱい浮かべて相手を伺うと、ジェイド先輩はゴクリと一度喉を鳴らして私を見下ろした。そして、しゃがみ込み私の顎を掴む。 「ん、んむっ」 「はっ……ん、ちゅ……」 ジェイド先輩の端正な顔が近付いたかと思いきや、一瞬で唇を奪われた。小鳥が啄むようなキスなんかではなく、何もかもを奪い取られるように、口内を先輩の熱い舌が蹂躙した。縮こまっている舌を強引に引っ張り上げられ、絡められ、唾液を啜られる。未知の感覚に動揺しつつも、口内を柔らかい舌で擦られる感覚が気持ち良い。気付けば先輩のシャツの胸元を握りしめ、自分から舌を絡めに行っていた。 「……キスは経験済みですか?」 「え……あ……は、初めてです」 「そうでしたか。貴方の初めてをいただけて光栄です。……とはいえ、初めての割には随分積極的でしたねぇ」 「あ……」 言外に淫乱だと言われてカッと顔を熱くする。彼から視線を逸らすように目を伏せた。 「恥じることはないのですよ。強制的に発情させられる薬を盛られれば、どんな貞淑な女性だって自ら脚を広げて股を濡らすでしょう」 「えっ……どういうことですか……?」 ジェイド先輩の口から飛び出てきた衝撃的な言葉に一瞬動揺したが、言葉の意味を理解して更に混乱した。やっぱり、この人達私になにかしてるんだ! 再びキッと彼を睨み付けると、ニタァとジェイド先輩は悪い笑みを浮かべた。その瞳の奥に隠しきれない興奮の熱が見えて、頭がくらりとした。 すると私の背後から声が聞こえた。 「さっきさぁ、ジェイドがロープにローションぶっかけてたじゃん? あれ、媚薬入りのローションだったんだぁ♡」 「……ひゃんっ」 私の問いに対する答えを投げてくれたのは、ジェイド先輩ではなくフロイド先輩だった。つつーと背筋を上から下になぞられて、全身を震わせた。 「だからぁ、あのローションを一生懸命自分に擦りつけてた小エビちゃんはぁ、すっかり媚薬まみれになっちゃってるんだよねぇ。だからえっちな気分になっちゃうのも仕方ないってコト♡ 分かったぁ?」 「うっそ……」 目の前が真っ暗になる。そんな、私は自ら媚薬を摂取しに行ったって事? 嵌められた悔しさと、未だに苛まれている体の燻りに絶望する。気持よくなんてなりたくないのに、興奮なんてしたくないのに、自分の感情とは裏腹に体は更なる快楽を欲している。 「つーかジェイドばっか構われててずりぃ。ね、小エビちゃん上向いて」 「上……?」 「違う違う。こっち振り返るんじゃなくて、真上見て。そう、天上」 フロイド先輩によく分からない事を言われて、私は言われたとおりに真上を見上げた。天上に付いているライトの光が眩しいな、と思っているとすぐに視界が陰った。フロイド先輩が目の前に現われ、ライトを遮ったのだ。彼は私の頬を両手で挟むように掴むと顔を近づけた。 「ん、んんッ」 「んー……ちゅ、こえびちゃ……かぁいいねぇ……」 上を向くと背後に居るフロイド先輩からキスをされた。無理な体勢で口づけを強いられているので、この体勢をキープするだけで気道が締まって苦しい。その上口を塞がれてるんだから呼吸があまりにも困難だ。 「んっ! んん〜〜っ!」 呼吸が苦しくて離せと暴れるが、前に居るジェイド先輩に「ほら、僕との時は大人しくしていたんですから、フロイドにも平等にしてあげて下さいね」と体を拘束されて動けない。不平等にしたいんじゃなくて苦しいだけなんだと心の中で訴えても、彼等には届かない。 酸素不足でクラクラして力が抜ける。フロイド先輩の胸の中にしなだれるようにくらっと倒れると、彼は私の体を抱きとめ「オレに甘えてくれた〜! かわいい〜!」と無邪気に抱き締めてきた。反論する余裕もない。 ゼェゼェと肩で呼吸をして必死で酸素を取り込んでいると、抱き締めていたフロイド先輩がそのまま私をお姫様抱っこのように抱き上げた。 「ベッド行こっか♡」 そして、ちゅっとリップ音を立てて額に一つキスを落とした。一見王子様のような振る舞いだが、その実監禁犯と被害者である。 私はもちろんイヤイヤと首を横に振るが、フロイド先輩もジェイド先輩も私の拒否を一切聞き入れてくれなかった。 ぼすん、と今朝三人で目覚めたベッドの上に落とされる。ベッドから見上げると、興奮でギラついた二対のオッドアイが私を見下ろしていた。 「や、やだ……本気、ですか?」 「ったりまえじゃん? ここまで来て本気じゃないとかあり得る?」 「あり得ませんよね。そもそもさっきのゲームを監督生さんはクリア出来なかったんですから、お仕置きの拒否権などあると思いますか?」 双子の息の合った連係プレーにより、私の抵抗など無に帰される。じりじりベッドの上で後退するも、首輪の鎖を引っ張られて彼等の近くに引きずり出されてしまう。 ギシ……スプリングの軋む音が聞こえ、二人はベッドに乗り上がってきた。スルリと私の横を抜け、背後に陣取ったフロイド先輩は、私を後ろから抱き締めた。ジェイド先輩は、まるで獲物を狙う肉食獣のように私の正面からジリジリ隙を窺いながら近付いてくる。 「ジェイド〜。約束通り、オレが小エビちゃんの処女食うからぜってぇ挿れんなよ」 「ええ、もちろん。僕が監督生さんのファーストキスをいただいたので。ただ、監督生さんのアナルの処女も僕が貰いますよ」 「ん、オッケー」 とんでもない取引が裏で行われているのを垣間見てしまい、私はサァーっと青ざめた。事前になんてことを相談していたんだこの人達。 「やっ、あの……いやですっ!」 半ばパニックになりながらこの場を抜け出そうとジタバタもがくが、まあ一九〇センチオーバーの男二人に押さえ込まれれば抵抗など意味がなかった。 フロイド先輩の甘ったるい声が後ろから耳元で囁かれる。 「ハイハイ、大人しくしてよーね♡」 「怖いことなど何一つしませんから♡」 もう既に怖いことをしているというのに、この二人が一体何を言っているのか良く分からない。 フロイド先輩は片腕で私の上半身を押えると、もう片方の腕で私の右脚を開いた。 「やっ、やだっ」 ジェイド先輩は左脚をゆっくり開くと、ねっとりとした視線で舐め回すように私の体の中心を眺めた。 もう、やだ…… 秘すべき場所を晒されて、じっくり見られている。もう恥ずかしくて仕方なくて、ぽろぽろ涙が出る。でもそれと同時に怪しげな薬に侵された体が期待感で高揚していくのが分かって、もう何もかも嫌だ。ジェイド先輩の欲情しきった視線を一身に浴びせられて、子宮がきゅんと疼いた。 「……おや?」 形の良い眉をぴくりと動かしたジェイド先輩は、そっと壊れ物に触れるような手つきで脚の間に触った。 「なにか、溢れてきましたね? これはなんですか?」 「……さっきの、薬が入ったローション、です」 ぶっきらぼうに答えると、彼は勝利を掴んだような顔をした。 「いけませんね。間違った答えを言う子にはお仕置きをしないと」 「な……っ! なんで間違ってるって言い切れるんですか!」 「言い切れますよ。だって、これはローションなどではなく、監督生さんから出たえっちなお汁でしょう?」 「やだ、ちょ……せんぱい、へ、変な事言わないでください……」 「変な事? 僕は事実しか言っていないのですが」 涼しい顔で卑猥なことを口にする彼に動揺を隠せない。私が狼狽えている隙に、彼は濡れた指先を自分の口元に持って行き、それを見せつけるように舐めた。 「ふむ……こんないやらしい味がするものがローション……? そうは思えませんねぇ……」 「な、なにしてるんですか……っ!」 「何って……味を確かめて真実を判断しようとしているだけですが?」 もう本当にこの人が何を言っているのか分からない。酷い辱めに涙が浮かんできた。 「えージェイドばっかいいな〜。オレ小エビちゃん押えてんの飽きてきたし、交代してよ」 「イヤです。まだ僕のターンは終わってません」 「ええー」 つまらなさそうに言ったフロイド先輩だったが、意外と素直にジェイド先輩の言うことに従った。ジェイド先輩は嫌がる私の反応に満足したのか次の行動に移ってきた。 とろとろとした液体が流れる穴の上に付いている小さな突起に触れた。 「んっ♡ ぁっ♡ それ……っ♡」 「ふふ、気持ちいいですか?」 「そ、そんなことない……ぃっ♡」 皮の上からやわやわと触れてくる指先の感触が気持ちいい。でもそんなこと素直に言ったら何もかもが終わりな気がして、ただひたすら否定した。 突起をつんつんしたり、撫で回していた指が急に皮を剥いた。触れられる前よりも気持ち大きく膨らんだ敏感なそれが外気に触れ、期待感に脚の間がじゅんと濡れた。 「あ……ぁっ!?」 皮が剥かれたそこをいきなり直に触られ、体の中心を電流が走った。ビクンと腰が浮き上がり、自分からクリトリスをジェイド先輩の指に押しつける形となって強烈な快楽が体を支配する。明らかに今までと違う声を出したのが自分でも分かって自己嫌悪に陥る。嫌なのに、どんどん体が熱に浮かされていく。 「アー……オレ飽きてきたぁ。オレも小エビちゃん弄っちゃお♡」 「あぅっ♡ ぁっ♡ 上も下もいっきには、だ、めぇっ♡ あっ、ァっ♡ はぁ、ぁ、ァァっ♡」 無防備だった胸をやわやわと揉まれて、じんわりとした気持ちよさが上半身を這う。一カ所だけだった快感が二カ所から体中に広がる。ジェイド先輩に剥かれたクリトリスを上下に擦られて、フロイド先輩に胸と胸の先を弄られて、あられもない声が止められない。 「あ、あっ♡ やっ、もうやめ、てぇっ♡ きちゃうっ♡ んっ、なんかきちゃうのぉっ♡」 「いいですよ、そのまま快楽に身を任せて」 「小エビちゃんイっちゃえイっちゃえ♡」 「ぁ、うっ♡ はぁっ♡ やっ、アッ♡ ァ、ぁあ、あ゛〜っっ♡」 甘やかすような声に包まれながら、体がどんどん高まっていった。そしてバチッという鋭い感覚と共に高まった感覚が爆発する。一気に脱力すると、何かを察した二人は私をいじめる手を緩めた。 「小エビちゃん上手にイケたね♡」 「ええ、お上手でしたね」 はぁはぁと荒い息を繰り返して何も言わない私を労るように、フロイド先輩は頭を優しく撫でて、ジェイド先輩は太股にキスを落とした。そのあまりに優しい手つきに、こんな状況だというのに甘やかされているような、愛されているような錯覚に陥ってしまう。 「ジェイド〜、思ってたよりクスリ効いてなくない?」 「そうですね。もっと理性を飛ばして乱れてくださるかと期待していたのですが……」 「やっぱ量足んなかったんじゃね? 縄についたヤツがちょっと付いただけっしょ?」 「僕もそう思いますね。追加しましょうか」 「さんせーい♡」 なんか、不穏な会話が聞こえた気がした。徒労感にぼんやりしていた頭が一気に覚醒する。 ベッドの上に落ちていた先ほどのローションを拾い上げたフロイド先輩は、顎と首の間にキャップを差し入れ、片手で開けると、一切の遠慮なくぶちゃっと自分の手にローションをぶちまけた。 「ほら、このクスリ、まんこの中に直接入れてやるよ♡」 ニタァと悪魔のような笑みを浮かべているのが声から分かった。二人は気に食わなかったようだが、私としては今の状態でも体が快楽を欲していた苦しい。その切ない感覚が今以上になるなんて、耐えきれる気がしない。 「っや、やだぁっ! やめてぇっ! そんなの入れられたら、だめになるっ!」 「あはぁ♡ ダメにしてあげる♡」 「ぁっ、んぅっ♡」 媚薬入りのローションがたっぷりまぶされた長い指が、ずるっと中に入ってくる。ぬるぬるのそれは、満遍なく塗り込むように中を荒々しく動いた。 「うっわ、超締め付けてくんじゃん。オレの指、ちんこだって勘違いしてんの? 小エビちゃんのまんこはバカで可愛いねぇ♡」 「あ゛ッ、それだめぇッ♡ おかしく、なるぅっ♡ ぁっああ゛っ♡ あ、あぁ、あ゛ぁっ♡」 ぐちゃぐちゃいやらしい音を立てて中を擦り上げるフロイド先輩。いけないクスリが膣の中から体に入ってきて、快楽を求めて自分でも分かるほどギュウギュウ中のものを締め付けていた。 「あっ♡ 二本目、簡単に入っちゃったじゃん♡ 小エビちゃんのえっち♡」 「んあぁっ♡ あぁ、っ、あ、はげし……っ、ぁ、あ゛っ♡ あ゛ぁっ♡ あッ、ぁぁ〜っ♡」 それほど抵抗感なく二本目もするりと入り、中をぐちゃぐちゃと蹂躙する。三本目もぐっと入り込んで荒らすが、でも、まだ足りない。今よりももっと、もっと強烈な快楽がほしい。オーバーヒートするくらいの刺激を求めてる。 「フロイド、僕のターンだと言ったはずですが?」 「ジェイドがおせぇのが悪いんじゃん」 「僕はもっとじっくりねっとり攻めたいんです」 「オレは飽きたのー」 「……まあいいでしょう」 ジェイド先輩は横から接近すると、「僕の方を向いて下さい」と言った。最早正常な思考なんてほとんど持ち合わせていない私はぼんやりとした頭で言うことに従った。耳を両手で塞がれて、再び唇を奪われる。耳を塞がれたせいでぐちゃぐちゃとした口内の水音がダイレクトに脳に響いてぐずぐずになっていた思考がそれによって完全に崩れ落ちた。もう耐えきれない。自ら強請るようにジェイド先輩のシャツにしがみついて、はしたなく脚をぐったり広げて、フロイド先輩から叩きつけられる快楽に喘いでいた。 「ん、ん〜〜〜〜ッ♡♡♡」 「あ、小エビちゃんイった? まんこどろっどろじゃん。シーツびしゃびしゃ〜」 「も……むり……解放して……」 ジェイド先輩とキスをしながら体を大きく震わせ、再び盛大に達した。ぼーっとした頭で自由を要求したが、当たり前のように聞き入れられることはなかった。 「監督生さん、本番はまだこれからですよ? もう少し頑張りましょうね」 「むりぃ……」 私がぐったりしている内にフロイド先輩とジェイド先輩はサッと位置を入れ替えた。今度はジェイド先輩が私の上半身を押え、フロイド先輩が下半身を押えている 「いー感じに解れてきたし、そろそろ挿れよっか♡」 「や、やだぁっ」 「ヤダヤダ言ってる小エビちゃんもかわいーなーって思ってたけど、そろそろ素直になろっか? ね、ちゃんと自分の気持ち、言えるでしょ?」 「そ、そんなおっきいの、絶対入らない……」 「だいじょーぶだいじょうーぶ! ココはちんこ入れるための場所だもん。いけるいける」 「むりぃ……! や、やだもん……やめて……ぇ……」 「だからそーゆーのいいから」 「ひ……ぁッ!?♡♡」 涙を流しながらふるふる頭を振っていたが、フロイド先輩は容赦なく両脚を掴み、自分の脚の間に生えた長大な凶器をナカに突っ込んだ。ブツッ、と何かが強引に破かれた音が体内で弾けた気がした。 「あはァ……♡ ナカ、やっば……♡ ちょー締まる……小エビちゃん、オレより締めんの上手いじゃん?♡」 「あ、あ、ぁ……」 脚の間がじくじくと痛む。本意な形で処女を喪った事に、ピンク色の快楽で塗りつぶされていた頭が真っ黒になった。起きるべきではなかった事が起きてしまったのだと認識した瞬間、再び絶望の底に叩きつけられた。あまりの絶望に言葉を発せず、ただ「あ、あ……」と意味の成さない音を出している私を見て、ジェイド先輩はわざとらしい悲しげな声色で慰めた。 「可哀想に……フロイドではなく僕に処女を奪って欲しかったのですね?」 「? 何言ってんだよ。ちゃんと昨日どっちが小エビちゃんの処女食うかって決めてジェイドも納得してたじゃん!」 「ええ、納得しましたよ、僕はね。でも監督生さんは僕が良かったと思ってくださっていたようだったので」 「そんなこと思ってないもんねー、小エビちゃん」 あまりにも見当違いなことで揉めている声が遠くで聞こえた。私は是とも非とも言わず、ただ涙を流しながら黙り込んでいた。 「ほーら、思ってないって。無言は肯定の内って言うでしょ」 「果たしてそうでしょうか?」 「そうそう♡ んー、そろそろオレのちんこ馴染んだ? 小エビちゃん動くけど良い?」 「……」 「大丈夫そうだねー♡」 ぐちゃ、ずちゅ。私を気遣っているのか、覚悟していたよりもゆっくりとした動きでフロイド先輩は動き出した。規格外の大きさのソレが、自分のナカを出たり入ったりしている光景が目に入ってしまい、気まずくて視線を外した。 初めはジクジクとした痛みと、強烈な圧迫感で苦しかったが、しかしクスリの効果は大きいようで、次第に痛みと苦しさは薄れていった。 「監督生さん、気持いいですか?」 「ん、ぁ……っ、はっ……ぁ、ぁっ……♡ じぇいど、せんぱ……っ♡」 「はい、貴方のジェイドですよ。僕はここに居ます」 「小エビちゃん、ジェイドばっかじゃなくてオレも見〜て♡」 ジェイド先輩に後ろから優しく抱き締められ、投げ出された右手を握られ、フロイド先輩に左手を恋人繋ぎされる。 なんだか変な感じだ。前には私の中に体の一部を埋め込んでいるフロイド先輩が居て、後ろには私を抱き締めるジェイド先輩が居る。三人で同時に体を繋げている訳ではないのに三人一緒にセックスしているような、変な気分になる。 気遣うような優しい抽挿は、浅い場所から奥にかけてゆっくり擦り上げる。 「はっ……はっ……ん、あ゛っ……♡」 「ん? ココがいーの?」 「んっ♡ あっ♡ やめっ、そこっ♡ ぁっ♡ そここすっちゃ、ダメぇ……っ♡ あ、ぅっ♡」 最初は気持よくなかったはずの場所が、優しく擦られるにつれ、徐々に甘い快楽を生み出す。じんわりとした心地良さがナカから伝わってくる。 「ぁっ、ぁっ、ん……ぁぅっ……♡ は、ぁ……っ、あっ……♡」 出し入れされる毎に、ゆったりとした気持ちよさが広がる。知らない感覚が怖くて、涙がまた頬を伝う。 「痛い?」 繋いでいる手をきゅっと握って、フロイド先輩は心配そうに眉を下げた。 「いたくは、ない、です……ぁっ♡ ぁ、だめっ……♡ きもちよくなる……っ♡」 「なぁんだ♡ 気持いいだけか♡」 「ん、ぅっ♡ ぁ……っ♡ ぁっ、ぁっ……♡ あんっ……♡」 「僕の事も忘れないでくださいね?」 するとジェイド先輩は握っていた手にキスを落としたあと、耳の縁を柔らかく食んだ。予想外の場所への刺激に驚き、そしてぞわりとする不思議な快楽に更にはしたない声が出てしまう。 「あ、耳、ん、変な感じ、する……っ♡ は、ぁ……ぁっ♡」 「お嫌ですか?」 「やっ! やだっ!」 「では、痛くはないですか?」 「いたくは、ないです……んっ♡ ぁ、は……っ♡」 「なら続けても大丈夫ですね♡」 じんわり下から登ってくる快楽と脳を溶かしてくる快楽に、えも言えぬ多幸感を覚える。無理矢理されている状況だというのに、こんなのおかしい。でも、ひたすら甘く蕩けるような快楽を与え続けられて、幸せだと錯覚してしまっている。ぐずぐずと溺れかけている。 「ん、く……っ、ね、小エビちゃん……もうちょい、激しくしていい……?」 ゆっくり私に合わせてくれていたのだろう。フロイド先輩はフーフーと荒い息を吐き、 少しだけ眉根を寄せて辛そうにしていた。 私は涙を目に浮かべて、彼を見上げて呟くように小さく言った。 「ひ……ひどく、しないで……」 震える声でそう訴える。すると、ゴクリ、と二人が同時に喉を鳴らしたのが分かった。 「いたっ」 がぶ。食まれていた耳たぶがジェイド先輩の鋭利な歯によって噛みつかれ、小さく痛みが走る。そして、見上げたフロイド先輩の顔は無表情であった。彼はピタリと動きを止め、はぁぁーっと深い溜息を吐き、前髪をぐしゃりとかき上げた。 「……そういう可愛い事言うと、逆効果なの分かってんの?」 「……へ、……あ゛あっ!?♡♡」 私が間抜けな声を出した瞬間、ギラリと光ったフロイド先輩の瞳が目に入った。そして間髪入れずにガツッと最奥が打ち付けられる。 ガツガツと奥を抉ってくるような動き。急な衝撃に最初は目を白黒させていたものの、奥をごちゅごちゅと攻められると先ほどとは比べものにならない感覚がスパークし始めた。 「あ゛っ!?♡ ぁ、あっ、んっ♡ あ、はぁ……っん♡ や、ぁぁっ♡」 「あ゛―……最っ高♡ 小エビちゃん涙目で喘いでんのかぁわいー♡」 「あうっ♡ ぁ、はげしっ♡ おく、どちゅどちゅ、はげしぃ……っ♡」 「んっ、きもちーんでしょ? オレもー♡」 「ぁ、ぁぁあ゛あ゛っ♡ あっ、あ、あ゛あ゛ッ♡ ぁ、おく、おくきもちいいッ♡ だめぇッ♡♡、あ、ぁ、あ゛あ゛っ♡♡」 「やっと気持ちいい♡と、素直に言えましたね。偉いです♡」 「小エビちゃんイイコイイコ♡」 「ぅ、あ、あ゛ぁっ♡ おく、ごりごり、だめ、ぇっ♡♡ あ゛っ♡」 こちらを気遣うように優しくしていたフロイド先輩は一体どこへ消えたのか。ただただ欲を孕んだ瞳で見下ろし、ガツガツ腰を振る姿は獣のようだった。前にも、後ろにも、どこにも逃げられない。ただこの人の欲望を受け入れるしか私にはできないのだ。 「はーっ♡ はーっ♡ ココ、ぐりぐりすると超締まるー……♡♡」 「ひっ、あ゛っ♡ ぁ、ぁッ♡ あ、あ、あ゛あ゛っ♡♡ や、だめぇっ♡」 「監督生さん? どうしてこんな事になっているのか分かっています?」 「あ、はぇ……? あ゛っ♡ わ、わかんないですぅっ、ぁ、あ゛っ♡」 「監督生さんが勝手にここから逃げだそうとしたからですよ? ほら、ちゃんとごめんなさいできますか?」 「やっ、だ、だってそれは……あ゛ッ!? あ、あ゛あ゛っ、アッ♡ あぁ、や、あ゛あ゛ッ♡ 待って、そんな、おく、どちゅどちゅされたら、ア゛、ぃ、あ゛あッ♡♡♡」 「ほら、ごめんなさいは?」 「やべでっ♡ ふろいどせんぱっ♡ そんなにしないでっ♡ っ、おかしくなるっ♡♡ ひ、あっ、ぁ、ぁっ、ぁああ゛あ゛ッ♡♡♡」 「おらちゃんと謝れっ♡」 「きゃうっ、ぁぁーーーーーッ♡♡♡ ごめんなしゃっ、にげだしてごめんなしゃいっ♡♡ あっ、あ゛あっ♡ はげしっ♡ ぁ、ぁあッ、む゛、りぃっ♡♡ むりむりむりっ♡♡ あああ゛あ゛ぁっ、あ゛あ゛あ゛ッ♡♡♡」 ビクッと背筋を震わせ、脚を伸ばし、私はまた達した。イッた余韻で自分の意思とは関係なく膣が収縮を繰り返す。 「あ、ハァーーーー♡♡ イキまんこ、きもちーー♡♡」 「ぁっ♡ ぁん……っ♡ ひゃ、ぁ……っ♡」 ナカのうねりでフロイド先輩も達したのか、中にどろりと温かい液体が吐き出された。余韻に浸ってぼーっとしていたが、ずるりと引き抜かれたソレに纏わり付いた白い液体を見た瞬間、ハッと我に帰る。 「あっ!? あ……中に出したんですか……?」 怒濤の展開すぎて気を配る余裕もなく、今の今まで気付けなかったが、ナマでやってしまった上に中出しをされてしまった。最悪の場合、妊娠してしまうとカタカタ震えていると、ジェイド先輩が頭を撫でて頭頂部に口付けた。 「大丈夫ですよ。異種族間では特別なことをしない限り、自然妊娠はほぼ0パーセントです」 「ほ、ほんとですか……?」 「ええ、誓って。生物学上ほぼ無理という結果が出ています」 「そうですか……」 きっぱりと言い切られて、心を覆っていた不安の雲が少し晴れる。望まない妊娠で苦しむ可能性は低いようだった。 つかれた…… 背中を支えてくれているジェイド先輩に擦り寄ってしがみつく。初めての体を酷く蹂躙されて、疲れてしまった。チラリとフロイド先輩を見た感じ、まだ物足りなさそうではあるけど、ある程度は満足したみたいだし、そろそろ解放されるだろうと思った。もう疲れたから寝てしまいたい、と言外に伝えるために目を閉じてジェイド先輩にべったりとくっついた。 「おや、随分素直に甘えてくださいますね」 「……疲れました」 「そうですか……」 そこまで言って、ジェイド先輩はガッと勢いよく私の手首を掴んだ。その顔は愉悦に歪んでいる。 「監督生さん自ら僕に甘えてくれるなんて好都合です♡」 「えっ!?」 訳も分からないうちにそのまま後ろに押し倒され、ぼふんと背中がマットレスに沈む。 「ずーっと待てをされていたんですから、今度は僕の番です♡」 「えっ、いや、でも……も、無理……」 「監督生さんなら大丈夫ですよ♡ まだクスリが抜けきっていなくて物足りないでしょう?」 「、ひゃうっ♡」 無遠慮にナカに指を突っ込まれ、じわりと熱い液体が滲み出た。疲れてもう無理だと思ったのに、くちゅくちゅ弄られるとまた体が熱くなってくる。 「ああ、お可哀想に……まだナカが切ないんですね。僕が埋めて差し上げます」 「そんなのいらな、いぃッ!?♡♡ あ、急に入れないでぇ、っ♡」 ずるりとフロイド先輩と同じくらいの大きさのものが突っ込まれ、今度は最初からそれなりのペースで抽挿が行われる。ぐっぐっと的確に最奥の子宮口を押しつぶされ、疲れているはずなのに頭がクラクラするほどの快楽に襲われる。 「ああっ♡ 監督生さんっ♡ フロイドと貴方のセックスを眺めながら、貴方のおまんこはどんな感触なんだろうとずぅっと考えていたんですよ♡」 「ぁっ、んっ♡ へ、へんたい……っ! ふ、ぁぁッ♡ ああっ、ぁ、ん……っ♡」 「お褒めに預かり光栄です♡」 交わり始めた私達を眺める形でベッドの上にどかっと座っているフロイド先輩が気だるげに言った。 「オレまだ足んないから、小エビちゃんおてて貸してぇ」 「やらぁ……」 「じゃあお尻使っていーの? 小エビちゃんがいいならオレはいいけど」 「フロイド、それはダメです」 「小エビちゃんに聞いてんの。どう、小エビちゃん?」 「おしりは……嫌です……」 「なら手ぇ貸してくれるよね?」 ほぼ脅しみたいな形で「うん」と言わされ、私はジェイド先輩によって揺さぶられつつ、フロイド先輩に恐る恐る右手を差し出した。 フロイド先輩は自分の陰茎を私の手に握らせると、私の手を握って上下にソレを扱き始めた。ぬるぬるとした粘膜の感触が手から伝わってきて、顔に熱が集まった。顔を横に傾けて自分の手の動きを眺める。父親以外の男性のものなんて見たことないけれど、確実に二人が持つそれが大きいということだけは本能的に分かる。これが、さっきまで自分の中に入っていたのか……と驚くような、恥ずかしいような思いが湧き上がる。 「監督生さん、フロイドばっかりズルいです。僕にも集中してください」 「あ、はぇ……あ゛っ、ん゛ぁッ♡」 ギリギリまで引き抜かれ、一気に奥までズンと突かれれば、簡単に甲高い声を上げてしまう。 「ほら、僕とも恋人繋ぎして、らぶらぶせっくす♡しましょうね♡」 「なに、いって……あぅっ♡ あ゛、ぁ……っ♡ そこ、ああ゛っ♡ だ、めぇ……っ♡」 「ここですか? ここが気持ちいいんですか?♡」 「っ♡♡ ちがっ、ぁ、きもちくないっ……は、ぁっ♡」 「気持ちよくないんですか? 素直に気持ち良いって言いましょうよ♡」 「やだぁっ! きもちく、ないっ♡♡ きもちくないもんっ♡♡」 「へぇ? そうなんですか?」 「そうっ! そうですっ! ぁっ♡ きもちよくなんて、ないですっ! ん、ぁぁっ♡ あ゛ぁっ♡ あ、は、あ゛あ゛っ♡♡」 するとジェイド先輩は眉根を寄せて楽しい悪戯を思いついたような残忍な笑みを浮かべ、ずるりと腰を引いた。そして今度は奥には一切入れず、入り口付近にくぽくぽ入れては抜き、を繰り返した。浅い場所でちゅこちゅこ太いものを擦りつけられるのは気持ちよかった。腰を中心に甘い痺れが全身を駆け巡る。でも、物足りない。もっと欲しい。もっと奥に大きい物を突っ込んでめちゃくちゃにして欲しい…… 「ほらぁ、小エビちゃん。何が欲しいか言ってみなよぉ♡」 ニタァとフロイド先輩もジェイド先輩と同じように残忍に笑った。二人は私が恥じる様が心から楽しいらしい。そんな二人の思い通りになるなんて嫌で、私は抵抗のためひたすら黙って口を閉ざしていた。 「……意外と強情ですねぇ」 「どーするジェイド?」 「僕としては、恥も外聞も捨てて、僕たちに快楽を乞う監督生さんを見たいんですよね」 「オレもぉ♡ じゃあ、小エビちゃんにはもーちょい我慢して貰おっか♡」 「ええ、頑張ってくださいね、監督生さん♡」 「へ……?」 ジェイド先輩は浅く挿れていたソレを抜き、体を離した。直後、片手に例のローションを持ったフロイド先輩が容器の先端を私の中にぐちゅっと入れた。彼が何をしようとしているのか理解して、私は慌てて逃げだそうとした。 「逃がさねぇぞオイ」 凄みのある口調で、握られていた手首を引っ掴まれる。そしてジェイド先輩もがしっと私の腰を掴み、その場に固定した。逃げ場を失い、私の体は媚薬入りのローションを受け入れるしかなかった。ちゅう、とひんやりした液体が中に入っていく。 「監督生さん、ご気分はいかがです?」 「……」 ひんやりした液体が体内で広がり、そして吸収されていく。そうして、次第に膣の中が熱く、疼きが止まらなくなっていった。太くて長いものを求めてきゅんきゅん膣が動く。 「わ、まんこの入り口くぱくぱ動いてるじゃん♡ あ〜、えっろ♡」 「良い眺めですねぇ♡」 「つかこん中に突っ込んだら、ジェイドも媚薬に当てられねぇ? 大丈夫?」 「まあその時は監督生さんに付き合っていただきます」 「えーずりぃ!」 「フロイドは途中で飽きるでしょう?」 「まーそれもそーだね」 と、そんな会話を二人は繰り広げていたが、その間私の視線はジェイド先輩の脚の間から天に向かって立ち上がっているそれに釘付けだった。もう、耐えられない。大きいものでナカを広げてめちゃくちゃにして欲しい。頭が焼き切れるほどの快楽を叩き込んで蹂躙された。はーっ、はーっと獣じみたはしたない呼吸を繰り返しながらジッとそれを見ていた。 私の視線に気付いたジェイド先輩はニッと口角を上げた。 「……監督生さんのエッチ♡ そんなに見ないでください、恥ずかしいじゃないですか♡」 「じぇいど、せんぱい……♡」 「どうされました? なんだか切ない目をされていますね?」 すっとぼけるのも大概にしてほしい。何もかも分かっている癖に、私を辱めるためだけに彼は、彼等はそんなことを口にするのだ。 悔しさにギリ、と唇を噛むが、もう限界だった。彼等の思い通りになる悔しさよりも抗いきれない肉欲が体を支配し尽くしていた。止めどなく流れる愛液が股を濡らしてぐずぐずにしている。その中を埋め尽くされたい。もうそれ以外考えられなかった。 「せんぱい……きもちよくして、ほしい、です……」 火を噴きそうなくらい真っ赤になりながらも、消え入るような小声で乞う。しかし、二人は顔を見合わせ、ニタニタと笑いながらわざとらしく言った。 「え〜? それじゃ何して欲しいのか分かんねーよ」 「ええ、僕としては監督生さんの意思に沿いたいのですが……何をすれば良いのか分からなくて……」 ジェイド先輩とフロイド先輩がニヤニヤしながらすっとぼける。 耐えられない。自分の脚を擦り合わせるけれど、欲しい感覚が得られなくて苦しい。 「もっと具体的に言って欲しいよねー。小エビちゃんは何が欲しいの?」 「……あ、……」 「あ? 聞こえねー」 「もっとはっきり、大きな声でお願いします」 羞恥心は強烈な飢餓感によって焼き切れた。恥も外聞も捨て去って必死に懇願した。 「……せんぱいの、おっきくておちんちんをくださいっ! それで私をいっぱいめちゃくちゃにして、気持よくしてくださいっ……!」 「……」 「ぁ、ぅ、おちんちん、いれてくださいっ……はやく、おちんちん、はやくいれてほしいのっ……ぁ、〜〜〜〜〜〜ッッ!」 ずちゅん、と一気に奥まで突っ込まれて、子宮口が震えた。待ち望んでいた強烈な快感が体を走る。 「あっア〜〜〜〜ッッ!! き、たぁ……っ♡ おっきぃの、きもちぃっ♡ あ、はぅっ♡ ジェイドせんぱいのおっきい、おちんちん、きもちー……っ♡」 「お褒めに預かり光栄です、ね……っ♡ もっといっぱいズコズコして差し上げますから、沢山気持よくなりましょうね♡」 「はぁいっ♡ あっ、アッ、それ良いのっ♡ そこゴリゴリするの、きもちいぃっ♡ あぅっ♡」 「かしこまりました♡」 「あ゛あ゛っ♡♡ アッ、あ、いくっ♡ イクイクッ♡ ぁ、アッ、たしゅけてぇっ♡ あたま、やききれそぅっ♡」 「おかしくなっていいんですよっ♡ はっ……ぁ、もっと気持よくなって、おかしくなりましょうねっ♡」 「ア〜〜〜〜ッ♡ はっ、はっ、ァ……っ♡ あ゛あ゛ッ♡ ん、ぁああ゛ッッ♡♡ きもちー……っ♡♡ あ゛、あ゛あ゛ぁっ、ぁあ゛あ゛あ゛ッ♡」 「あ〜あ、小エビちゃんトンじゃった」 ページ: トップページへ |