- レッセ君&アデリーヌ -
≫支援C
アデリーヌ「ボンボンジュール、レッセ君!」
レッセ「や、やぁ……」
アデリーヌ「えへへ、遊びに来ちゃった!」
レッセ「そうだろうね。全く、いきなり人の部屋に入って来るなんて迷惑もいいところだよ……」
アデリーヌ「えー!だってカレンさんが『是非ともレッセを誘ってあげてくださいまし!』って言ってたもん」
レッセ「今いいところだから邪魔しないでくれると嬉しいんだけど」
アデリーヌ「レッセ君っていっつも難しい本を読んでるよね。あたしなんて数ページ読んだだけで眠くなっちゃうよ〜。ボンヌ・ニュイ〜って」
レッセ「ぼん、ぼんぬ・にゅい?」
アデリーヌ「あたしの住んでる世界で『おやすみ』って意味だよ!」
レッセ「ふーん。あ、そうだ君も何か読む?そのまま大人しく眠ってくれると僕としても楽なんだけど……」
アデリーヌ「酷いよ……。あたしはただレッセ君と遊びたいだけなのに……」
レッセ「そんなに落ち込む?!そもそも、今雨降ってるから外出られないし、ていうかそんなに遊びたいなら元の世界に帰ってアランさんと遊べば?僕と遊ぶよりよっぽど楽しいと思うけど……」
アデリーヌ「ノンノン、それはダメなのよ!今日はアラン禁止jourなの!」
レッセ「じゅ……じゅ??」
アデリーヌ「分かりやすく言うとアラン禁止デー!押してダメなら引く作戦ってなワケよ」
レッセ「へ、へぇ……。頑張るね」
アデリーヌ「うん!だから今日はお友だちと遊ぶ日なのよ!」
レッセ「友だち……」
アデリーヌ「あたし、レッセ君が本当は優しい子だって知ってるよ!今だって文句言いつつ本読むのやめてあたしと話してくれてるもん」
レッセ「そこまで言うなら?!友だちになってあげないこともなくなくなくなくないよ?!」
アデリーヌ「トレビアン!なんだか花占いみたいだね!」
≫支援B
レッセ「僕だってみんなの役に立ちたいのに……」
アデリーヌ「サバサバ?」
レッセ「うわっ?!……って、アデリーヌか」
アデリーヌ「えへへ、遊びにきちゃった」
レッセ「悪いけど、今そんな気分じゃないんだよね」
アデリーヌ「うーん、サバサバ?」
レッセ「サバ……?確かツォの浜でよく獲れるっていうあの鯖?」
アデリーヌ「ノンノン!お魚さんじゃないのよ!」
レッセ「へ、へぇ……」
アデリーヌ「あれ、おかしいなぁ。他の世界の人たちに『サバ?』って聞くと『えっ?!サバって何?!』ってなって盛り上がるからサバは魔法の言葉だって聞いていたんだけど……」
レッセ「うん。なんかごめん……。僕そんなにリアクション大きいほうじゃないから……。人見知りもするし……」
アデリーヌ「別にレッセ君が謝らなくてもいいのに〜。たまーにサバが挨拶だって見抜く人もいるみたいだし。あたしのほうこそなんかごめんね。レッセ君、なんだか落ち込んでるみたいだったから、元気出して欲しかったんだけど……。ほら、あたしっていつもヘラヘラしてるし」
レッセ「そうだったんだ……」
アデリーヌ「結局、回りくどいやり方は回りくどいだけって訳よ。やっぱ正面から行くしかないね!レッセ君、何悩んでるの?」
レッセ「超ストレートにきたね?!」
アデリーヌ「お話聞くくらいならあたしにも出来るよ!あたしはレッセ君みたいに『もっとみんなの役に立ちたい早く大人になりたい人見知りをなくしたい』って思ったことないし、むしろ『そのうち嫌でも大人になっちゃうから子どものうちにしか楽しめないことを楽しみたいし、あたしが子どもで大人たちに守ってもらっているのはあたしの特権だもん』って思っちゃうからレッセ君に深〜い話は出来ないし、何の解決にもならないと思うけど!話したらちょっとはスッキリすると思うの!」
レッセ「話すも何も、今君が僕の悩みを全部語っちゃったし、ついでに君に僕の悩みを話してもこれっぽっちも解決しないことまで分かっちゃったんだけど?!この状態で僕は何を話せばいい訳さ……」
アデリーヌ「まぁまぁそう言わずに!」
レッセ「ていうか何で僕の悩み分かったの。そんなに分かりやすいのかなぁ……」
アデリーヌ「あたし、こういうの何となく分かるんだ〜。昔からそうなの」
レッセ「君っていい加減に見えて人のことよく見ているんだね」
アデリーヌ「ノンノン!あたしがいい加減なのは間違ってないよ!第六感ってやつ?あたし、透視も得意なんだ!100発70中くらい?」
レッセ「何その絶妙に透視できているのか出来ていないのか分からない数字」
≫支援A
レッセ「えーっと、アデリーヌの部屋はここをまっすぐ行ったつきあたりの部屋だったよね……。リッカさんとはよくお話しているけど、やっぱり違う世界のリッカさんだと緊張しちゃうな。うーん、そうこうしてるうちに部屋の前まで来ちゃったけど、女の子の部屋にアポもなく入っていいのかな。アデリーヌは気にしなさそうだけど」
アデリーヌ「やっほー!ボンボンジュール」
レッセ「うわっ?!びっくりした!」
アデリーヌ「誰か来てる気がするって思ってドア開けてみたけど、まさかレッセ君がこっちに遊びに来てくれるなんて!」
レッセ「えっと、僕そんなに大きな足音立ててた?」
アデリーヌ「ううん、足音はしなかったけど、何となく誰かが来た気がしたの!」
レッセ「ああ、そう言えば第六感がどうのこうのって前に言っていたね」
アデリーヌ「えへへ、冗談だよ。本当はレッセ君の独り言が聞こえていたからドアを開けたって訳!」
レッセ「嘘?!」
アデリーヌ「乗せられちゃったね〜。あ、でもレッセ君がこっちに来るのは本当に珍しいね!」
レッセ「それは……。この間のお礼を言いに行かなきゃって思って……」
アデリーヌ「お礼?あたし何かしたっけ」
レッセ「ほら、前に僕の悩みを聞いてくれたでしょ。何の解決にもならなかったけど、君と話をしていたらなんだかどうでもよくなったのも事実だから。い、一応ね?!お友だちにはお礼を言わなきゃだし?!」
アデリーヌ「そうだったんだ!あたしっていつもヘラヘラしてるから、レッセ君の役には立てないと思ってたけど、それなら良かったよ〜」
レッセ「アデリーヌっていつも元気だけど、悩むことってないの?」
アデリーヌ「え、あるよ?」
レッセ「即答?!」
アデリーヌ「あたしもあたしで悩むことがあるんだよねこれがさ」
レッセ「そうだったんだ……」
アデリーヌ「まぁあまり人には話したことないんだけどね!」
レッセ「え?!人には話してみなよって言うどころか自分から人様の悩みをペラペラ当てちゃうのに?!ていうか、アデリーヌならここぞとばかりにアランさんに悩みを聞いてもらうのかと……」
アデリーヌ「アランはダメだよ」
レッセ「そ、そうかな?チャラチャラしているけど、根はいい人みたいだし、悩みとか真剣に聞いてくれそうだけど……」
アデリーヌ「レッセ君だってリタさんに悩みを聞いてもらうことはないでしょ〜?あたし、アランにはあたしの綺麗なとこだけ見てほしいし!」
レッセ「まぁその気持ちは分からなくもないけど」
アデリーヌ「それにほら、あたしってウジウジ悩む柄じゃないし。あたしはヘラヘラ笑ってる方がお似合いだもん。実際レッセ君みたいに難しいこと考えてるわけじゃないし、そんなあたしが何かを悩むって、贅沢な気がするんだよねぇ」
レッセ「別に悩みたければ悩んでもいいと思うけど……。君って変なところで強がりだよね」
アデリーヌ「うっ、レッセ君にあたしの本性を見抜かれた気がする」
レッセ「まぁ僕は君みたいに第六感的なやつはないけど、これまでの君の言動を考えたらなんとなくは分かるよ」
アデリーヌ「やっぱりレッセ君って頭いいんだね。マーベラス!尊敬しちゃう!」
レッセ「僕からすれば君の100発70中の直感も十分すごいんだけどね」
アデリーヌ「別にそんなことあるけど〜。えへへ、褒められると嬉しいね」
レッセ「うん、君は笑ってる方がいいけど、何か悩んでるんだったらちゃんと悩んでますって顔してほしいって思うよ」
アデリーヌ「わー、あたし的アランに言われたい言葉ナンバーワン『俺はアデリーヌの笑顔が好きだ!俺がアデリーヌの希望になるからアデリーヌは俺のそばで笑ってくれ!』を今言われちゃった!レッセ君も第六感あるんじゃない?!」
レッセ「いや僕そこまでは言ってないからね?!ていうか、アデリーヌは僕の友だちなんだから、友だちのこと思いやるのは当然でしょ?!」
アデリーヌ「わーい!レッセ君が私のこと友だちって言ってくれた!!えへへ、今日はいい一日になる気がするな」
レッセ「アデリーヌのその直感、当たるといいね」
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14歳コンビの支援会話でした!
支援Bでアデリーヌが言っている「たまにいるサバが挨拶だと1発で見抜く人」はタクトさんのことだったりします(タクトさんとアさんの支援会話参照)。
アデリーヌが第六感を持っているようで持っていないようで持っているのか微妙によく分からないという設定、本編中にもがっつり出したいと思いつつ本編が全然進まないせいで今まで全く出てこなかった設定です。
ちなみに。2人の支援会話での私的1番の萌えポイントは支援Aにして初めてちゃんとアデリーヌを名前で呼ぶレッセ君です。