- デトワールさん&フリアイ -
凪瀬さん宅のデトワールさんに友情出演していただきました!
支援C≫
フリアイ「いたっ。ちょっと、あなた」
デトワール「あー、なんか柔らかいものに当たった……。ったく、一体誰……」
フリアイ「いきなりぶつかってくるなんてどこのどいつ……。って、あなた確か」
デトワール「デトワール=オルロジェよ。どうも」
フリアイ「フリアイ=ベルナディスよ。どうも。……って、違うじゃない!私は自己紹介をしたいんじゃないわ」
デトワール「いえ、あなた、『知らない相手じゃないけどそこまで親密な仲でもないからうっかり名前を忘れてしまったけれど、こいつの名前はなんだったかしら』って言いたそうな顔をしていたから」
フリアイ「ええ、確かにそれは思ったけど、今は名前の話じゃないのよ。全く、よそ見して歩かないでちょうだい」
デトワール「はぁ。今のは明らかにそちらに非があるんじゃ……。あんた、ボーっとしていたでしょう」
フリアイ「あら、100歩譲って私がボーっとしながら歩いていたとしても、あなたなんてメモ見ながら歩いていたでしょう」
デトワール「確かに私はメモを見て歩いていたわ。ていうか私がメモ見ながら歩いていたことを知っていたならぶつからないように避ければいいじゃない」
フリアイ「あなただって、私がボーっとしていたことを知っていたならぶつからないように避ければいいじゃないの」
デトワール「はぁ。これじゃあらちがあかないわ」
フリアイ「全くもってそうだわ」
デトワール「あんた、性格きついって言われない?」
フリアイ「ええ、それはもうしょっちゅう言われるわよ」
デトワール「やっぱり」
フリアイ「あなただってきつい性格って言われるでしょう?」
デトワール「ええ。言われるわ」
フリアイ「やっぱりね。いかにもな見た目しているもの」
デトワール「その言葉、そっくりそのまま返すわね」
支援B≫
デトワール「あら」
フリアイ「誰かと思えばデトワールじゃない」
デトワール「意外だわ」
フリアイ「何が?」
デトワール「名前。フリアイって人の名前をあまり呼ばないと思っていたから。名前で呼ばれるとは思っていなかったのよ」
フリアイ「そういうデトワールだって名前で呼んでいるじゃない」
デトワール「わ、私だって一応この間の件を悪いと思ってんの。悪かったわね、ぶつかっちゃって」
フリアイ「あら、奇遇だわ。私もちゃんとあなたに謝罪しようと思っていたのよ。ごめんなさいね、ぶつかっちゃって」
デトワール「……」
フリアイ「……。ところで」
デトワール「何?」
フリアイ「あなた、もしかして自分の胸がないことを気にしているの?」
デトワール「な、な……!そんなわけ……!」
フリアイ「気にしているのね……。すごく分かりやすいリアクションだわ。さっきまで私の胸がん見していたし」
デトワール「悪かったわね!」
フリアイ「いいじゃない、胸がなくたって」
デトワール「そういうのは胸があるから言える台詞なのよ!」
フリアイ「あら、胸なんてあっても邪魔なだけなのよ?肩だって凝るし……。私は前衛だから正直戦闘でも邪魔ね」
デトワール「そういうものなのかしら」
フリアイ「ええ。そんなに貧乳が気になるなら、その辺の男に揉んでもらえばいいじゃないの」
デトワール「さらっとセクハラまがいの発言すんの、やめてくれない?」
フリアイ「あらいやだ。アランの発言が移っちゃったかしら」
支援A≫
フリアイ「また会ったわね。サバ?」
デトワール「鯖なんて食べてないわよ」
フリアイ「今のは『調子はどう?』っていう意味よ。魚じゃないわ」
デトワール「へぇ、フリアイの世界だとそういう言葉があるのね。で、あんた何の調子の話をしてんの?」
フリアイ「決まってるじゃない。胸よ。あれから大きくなった?」
デトワール「悪かったわね。ご覧のとおりよ」
フリアイ「かわいそうに……。そうだ、貧乳を気にするあなたに胸を大きくする体操を教えてあげるわ」
デトワール「余計なお世話よ!」
フリアイ「それはごめんなさいね。そうだ、せっかく会ったんだし、カフェにでも行かない?」
デトワール「いいわ。一緒にいってあげる。ミナモからオススメの店を教えてもらったし、そこでどうかしら」
フリアイ「私はかまわないわ。そこにしましょう」
デトワール「そういえばあんたさぁ」
フリアイ「何かしら?」
デトワール「もしかして、自分の足がコンプレックスなの?」
フリアイ「うっ」
デトワール「やっぱり。やたら私の足を見て自分の足と比べるし……」
フリアイ「悪かったわね。そうよ、今の服装だって足を気にしての服装よ。人目に晒せば嫌でも足を細くしようって思うし」
デトワール「そういえばフリアイっていつもタイツかニーハイをはいているわよね。それも足を細く見せるため?」
フリアイ「そうよ。前衛でバリバリ戦っているとどうしても足に筋肉がついて太くなるもの」
デトワール「へぇ。フリアイでも見た目を気にするのね。今度むくみに効くマッサージでも教えてあげようか?」
フリアイ「お願いしたいわ」
デトワール「くいつきいいわね」
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以前から凪瀬さん宅のお子さんとの支援会話を書きたくて、去年凪瀬さんにも許可をいただいていたのですが、なんやかんやで書き始めるまでに数カ月かかりました。
許可をいただいた時点では、実はログとアドリア君の支援会話を予定していたのですが、ふと、以前凪瀬さんからいただいたデトワールさんとフリアイのイラストを思い出しまして。当時は考えてもいなかった組み合わせだったので書いていて楽しかったです。デトワールさんとフリアイに共通点があるなぁ、と意外な一面(?)を実感できた支援でした。
デトワールさんが偽物になっていないかヒヤヒヤです((
口調とか話の流れとかあまりに本家とかけ離れている部分がありましたら遠慮なくおっしゃってください!