00. この夢、リアルだな
ひいじいちゃんの本を読んでから見るようになった夢がある。
内容はいつも目が覚めると殆ど覚えていないけれど、唯一覚えているのは、女の子。
何て言ったっけ、あの大学の卒業式とかで着る…そう、袴だ。
袴と着物の上に黄緑色の羽織を纏った女の子。
その子と一緒に旅をする夢。
髪の毛は肩より長い。
年はきっと同じくらい。
日ごとに髪型は変わるけれど、絶対に変わらないのは黄色いシュシュを髪に付けているということ。
その子がいっつも俺の隣にいて、忙しなく俺の面倒を見ている。
たまに怒ったり泣いたりするし、頑固なところもあるけれど、
夢の中の俺はとってもその子が大好きで、大切にしたいって思ってた。
贅沢を言うと
夢なんだからもっとイチャイチャすればいいのに、夢の俺とその女の子はいっつも手を繋ぐとか、ご飯を食べるとか。
夢なのに変な所リアルなんだよな。
目が覚めたら、他に見た夢は忘れてて、女の子と過ごした余韻だけが残っている。
胸がポカポカする、そんな夢。