◆ case6 無意識×無防備=無敵の法則
昇降口に着き、靴に履き替えていると太宰が急に元気になった。
「織田作!」
どうやら織田先生を見つけたらしかったので、私も再び上履きに履き替える。
なんとなく帰りの挨拶をしたかったから。
書類を片手に抱えた織田先生が振り返る。
腕まくりをして、放課後ということもあってか襟が大きく開いていて、思わず赤面してしまった。
「太宰とみょうじか、気をつけて帰れよ。」
「それより聞いてよ、織田作!なまえが非道いんだよ!」
此奴はまたここでも愚痴を零すのかと思ったが、それよりも織田先生の汗ばんだ肌が放つ色気に意識が向いていた。
私の中で、男の色気対決は織田先生の優勝が決まった瞬間だった。
2019.12.08*ruka
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*confeito*