不思議の国の…。

「……うーん、ここは……」


…あれ?何で森の中にいるんだろう。
確か、プールの授業から帰ってきて…。
お昼ご飯を食べ終えたら、ついうとうとしちゃって…。
そんなことを考えていると「遅刻だよー」というカルマ君の声が聞こえてきた。


「?カルマ君…?」

「渚君、早くしないと遅刻だよー」

「え?遅刻?」


辺りを見回しながら声の主を探していると、シルクハットに白いウサギの耳をつけたカルマ君が目の前に現れた。


「……なんてね」

「え、ええっ?!」


か、カルマ君、その格好は、何…!?
どうしたの…!
吃驚して言葉に詰まっていると、今度は「ヌルフフフ…」と聞き覚えのある笑い声と共にアリスの衣装を纏った殺せんせーが現れた。


「私は夢の国の不思議の少女」

「誰が少女!?」

「ヌルフフフ……早くお家に帰らなきゃ」


殺せんせーはそれだけ告げると、僕達の前から姿を消した。
呆然としているとカルマ君が「ほらほら、渚君」と声をかけてきた。


「早くあのタコを追いかけないと、遅刻しちゃうよー?」


そう言って、カルマ君は殺せんせーを追いかけて行った。

…なんだかよく分からないけど、とりあえずカルマ君と殺せんせーを追いかけよう。
何故かアリスな姿の殺せんせーと、白ウサギのカルマ君。
そして、猫の衣装を纏った僕。
まるで、不思議の国に迷い込んでしまったみたいだ。

…というか、コレ、絶対夢だよね。



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CrystalpalacE