『あ、越前おはよう!』

「はよ」
朝学校の通学中、歩いていれば前に越前が歩いていた。あいさつをすれば、そっけないが返事が返ってきた。

『この辺りに住んでるんだね、うちと近所だ』

「そうだけど」

『今日、乾先輩と試合だよね?頑張ってね』

「じゃあ俺先に行くから」


『今日は試合観戦できないから受付で結果教えてよね』
昨日、大石先輩と一緒の時は観に行けたけど今日は海堂先輩とだからなぁ。

***




「もう桜乃早く早く!」

「ま、待って!朋ちゃん!」

「王子様の試合終わっちゃうよ!」

「う、うん!」

「スミマセーン1年の越前リョーマ君、今どこのコートで試合やってるんですか?」
海堂先輩と一緒に受付にいれば、二人の女の子達が近付いてきて越前がどこのコートにいるのか聞きにきた。

「あ?」

「(なにこの人コワ〜)」

『ちょ、海堂先輩!…えとDコート、一番奥のコートにいますよ』

「ありがとうございます!」
私も観に行きたいなぁ……。


結論から言うと結果は越前は乾先輩との試合に勝ちレギュラーに選ばれた。私と共に受付にいた海堂先輩も試合に勝ち、レギュラー入り。
一方で乾先輩はレギュラー落ちしてしまった。─かくしてランキング戦は幕をとじた。












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しらたまぷりん