江洲 直生人 (エス ナオト)

家賃7万8千円の『コーポかすが』に住む26歳の若者。男。
身長183cm。ヒカル曰く、無駄な長身。
東京下町生まれ、東京下町育ち。地元の高校を卒業後、何となく家を出て、何となくドラム缶工場に就職して、何となく稼いでいる。あまり夢を持ってない今時の若者。
学生の頃から入り浸っていた『喫茶 いつか』でヒカルと出会う。ほぼ一目惚れ。
性格は明るく気さくで人懐こい。バカだが、面倒見が良く、困った人を放って置けない性で、金の無い友達や家出常習犯の妹を出て行くまで自宅に置いたり、かなり世話焼き。
キレる時は静かだが、何をするかは分かったものじゃない。
ヒカルの事になると、空回りや行き過ぎた事をする。
料理は基本的に「腹一杯食えればいい」ので、THE男料理。だが、なぜか味噌汁だけはレパートリーが豊富でいつも美味い。
酒に弱く、缶チューハイ一本で記憶を無くし、誰彼構わずキスをする、面倒臭い奴になる。
喫煙者で、結構タバコを吸う。銘柄はハイライト。
名前は『真っ直ぐ生きる人になりますように』という両親の願いが込められている。
家族は、父母と10歳離れた妹・愛生子(アキコ)と12歳離れた妹・美彩子(ミサコ)がいる。
ヒカルと出会うまではノンケだったし、何故か歴代彼女は皆年上だった。最高で37歳(バツイチ)と交際したことがある。

…………………………

出光 ヒカル (イデミツ ヒカル)

売れっ子ファッションモデルの24歳。男。
身長167cm。
事務所近くの『喫茶 いつか』で直生人と出会う。
静岡生まれだが、学生の頃に遊びに来た表参道で今の事務所のスカウトマンがヒカルを女と思い込みスカウト、17歳で女性モデルとして業界に飛び込んだ。最近は少しバラエティ番組も出るようになってきた。
元々、２つ上の姉・カヲリが可愛い服をよく着ていた影響で、自分も可愛い格好がしたいと女装をしていた。
性格は、初対面に対しては引っ込み思案で、それ以外の人には意地っ張り、ヤキモチ焼き、思った事と手はすぐに出る、等々、以外と面倒臭い性格をしている。
普段は体型維持のために野菜スムージーや鶏ササミのサラダなどを作って生活をしている。モデルらしく、ヨガ、クラシックバレエを習っている。
嫌煙家。そばでタバコを吸われるとイライラする。子供2人を女手一つで育ててくれた母は、ヒカルが19歳の時に肺癌で亡くなっている。だからタバコが嫌い。
女装癖はあるが、オカマではない。
あまり恋愛遍歴も女性遍歴も無く、殆ど童貞。本人は隠したがっている。

…………………………

マスター

直生人、ヒカルのよく行く『喫茶 いつか』のマスター。
本名は日守貴氏(ヒモリ タカウジ)。64歳。身長172cm。
脱サラして、夫婦でこの喫茶店を築いてきた。
喫茶店の名前は亡くなった妻が付けたもので、内装も妻が気に入っていたものをそのままにしている。店内はオルゴールの優しい音がする空間で、直生人曰く、セピア色の空気が流れている。
直生人とヒカルの関係を知っている数少ない理解者で、我が子のように微笑ましく応援している。
店のコーヒーは、ブルーマウンテン、コナ、キリマンジャロ、モカ、グアテマラがある。
紅茶はアールグレイ、アッサム、カモミール、ロシアン。
軽食はサンドイッチ、ホットドッグ、シーザーサラダ、生ハムサラダ。
デザートはカスタードプリン、ニューヨークチーズケーキ、コーヒーゼリー、バニラアイスがある。
朝8:00から17:00までが営業時間。年末年始と妻の命日以外は妻の遺言で毎日店を開けている。





→