05

「はーい、感動の再開は終わった〜?」
少しして、出ていった4人が帰ってきた
「お前らもう少し空気読めある」
中国兄さんが不機嫌そうに睨んだ
「そんな事やってたらいつまでも解決しないんだぞ!」
「速く決めようぜ」
その一言で一気に兄2人の機嫌が悪くなった
「黙れあへん」
「大切な** の未来なんです!
そう簡単に決められては困ります!」
もっと慎重に!と、力説する2人
兄さんもだが、中国兄さんの今までとの変貌振りを見て呆気に取られる4人
「ちょっ、中国お前どうしたの!?」
「さっきの話し合いで何かあったの?」
「お前、熱無いか?」
「中国!変なものでも食べてないだろうね!」
アメリカにまで心配される変化っぷりである
「煩いある、どこもおかしくないある
何でもいいから速く始めるよろし
後アメリカ、お前に食べ物で心配される謂れは無いある」
「中国兄さん、自分は敗戦国だから当然の扱いなのだが…」
「!ちょっと、中国!
中国兄さんってどう言う事!
俺だって日帝ちゃんにフランス兄さんって呼ばれたい!」
「お前のような変態に兄さん呼びなんて我が許さんある!
それに日本と** は我の弟ある!何にも可笑しくないある!」
「中国さん、私は弟ではありません」
「なっ!日本!酷いある!」
一気に騒ぎ始め出した3人を
「もう僕の家でいいよね?」
と、ロシアが一言で大人しくさせた
「それはダメある
** は我の所に来るよろし」
満面の笑みで告げた言葉を
「いくら弟でも敗戦国だぞ
お前は身内に甘いからダメだ」
と、イギリスに反対されまた騒がしくなる
「んー、お兄さんの所でいいんじゃないかな?」
「フランス君みたいな変態に日本君が弟を預ける訳無いでしょ
やっぱり僕の所にしようよ」
「ちょっとロシア、それどう言う事!
確かに美しい物は好きだけどそこまで酷くないから
というか、ロシアの家の方が罰ゲームっ…ゴメン冗談だからその蛇口降ろしてっ!」
ロシアが微笑みながらフランスにジリジリと近づいている
そんな笑えない状況をボーっと眺めていた
これから自分の未来が決められるなんて嘘みたいだった
そんな自分にアメリカが近づいて
「全く、これだからおっさん達は…あ、爺さんもいるか
所で日帝、君どこの家でもいいんだよね?」
5人を無視して話を続ける
「拒否権は無いのでしょう」
溜め息と共に出た言葉にニコリと笑って
「じゃあ君は俺の家で働くんだぞ」
決定事項とばかりに告げた

こうして私の働く家が決まった