そろそろ、思い出さなきゃ。
私はどこからきたの?





縛られた状態で動けば動くほど、全身が敏感になっていく。
縛り上げた男に全身を犯されているような感覚。
肌に当たる刺激が、すべて主人の舌や指になる。

自分が誰のものか、イヤというほど、思い知らされる。

食事をしようと共同キッチンに来たのに、まったく食べる気が薄れてしまった。

「ひゃ…ッ!」

どん、と後ろからぶつかられ、花芯がぐりぐりと潰れる。
もう下腹部はドロッドロになっているのに。シャツに染みてしまったら、どうしよう。

「…っと、大丈夫か?」

シャツの隙間からロープが見えないかヒヤヒヤする。

「だい、じょぶです」

呼吸を落ち着けて立ち上がろうとしても、イきかけてしまったせいか、力が入らない。
手下の魚人がいぶかしげに覗いてくる。

バレてしまう!!

「本当に?」

立ち上がろうと力を込めて、グニグニと、また縄が股に食い込んでいく。

「ゃ」

あ、止まらない。
1度、高まった身体がモジモジと刺激を求めだして、歯止めがきかない。

「大丈夫、っお構いなく…!」

俯いて、今すぐに自慰したい衝動を抑える。
お願いだから、バレないで…!

そうか、とペタペタ、足音が遠ざかっていく。
ホッと、その後ろ姿を見送る。

壁に寄り掛かって、身体の火照りを冷やす。

くちゅくちゅ。
涙が出る。
自分で慰めるなんて。
一度もしたことなかったのに。

しっかり濡れているのに、どうしても上り詰められない。
半端な刺激が、つらくてつらくて仕方がない。

「…良い姿だな」

ふと、大きな影が千代里を覆う。
待ち望んだご主人様が、舌舐めずりをして、満足げに千代里の痴態を見下ろしている。

「見せつけたいんだろ? 開いてみせろよ」

足をつかみ、秘部を暴くと、それだけで快楽に悲鳴をあげる。
ひくひくと物欲しそうに痙攣する秘部を指で開くと、恥ずかしくて仕方ないと言いたげに、涙が目に溜まる。
入りっぱなしの彼女の指を掴んでくちゃくちゃと差し入れする。

「こんな細い指じゃ、満足できないんだろ?」
「ン、ふ、…ああっ!」

男が強く噛んだ唇を舐める。我慢させないとばかりに。

声が大きく漏れる。
同胞たちの話し声が、食堂から聞こえてくる。

「たすけて、っ…!」

やめてやめてと首を振って、泣きじゃくる千代里に、俺も丸くなったな、と反省しながら抱き上げる。

「野外プレイは早すぎるか?」

頷いた千代里に、譲歩してやるよと、言いつつ、近くのトイレの個室に入る。
え、と絶望の色を浮かべて見上げる千代里の尻を叩き、アーロンはくるりと体勢を変えさせ、お尻を突き出すような格好をさせる。
服を着たまま、縄をズラして挿入する。

生暖かくていつもよりもトロトロで、熱し切った身体を後ろから抱きしめて、遠慮なく突き上げる。

「あっ、あっ、やだ、だめだめだめ!」

あーー!っと大きく叫んで、すぐに果てる。ぎゅうううう、と締め付けられるのを我慢して、もう少し、と腰の動きを子宮を抉るように回す動きに変える。

「あた、ってる、あっ、んん」
「そりゃあ、な」
「そ、こ、やっあぁーーっ!」

ぐにぐにと入り口を抉ると、悲鳴が大きくなる。

「いつまで、たっても、狭ェ!な!」

ぱんぱんになったお腹を撫でると、自分が出入りしているのがよく分かる。
俺が犯してるんだ。こいつを。

「くそ…!もたねぇな…!」

また、生のままお腹に吐き出してしまった。いい加減、本当に子どもが出来てしまいそうだ。

「ふっ、ぅ、」

泣いている千代里の背中をなぞる。
変なところで繊細なんだよな、と舌打ちする。

「おい、いつまで泣いてんだ」

縄を解く。
解放されていくと、なんとも言えず、千代里が手から離れていくような気がする。

「ごめんなさい」

ぐしゃぐしゃになった顔を指で拭う。

「トイレが嫌だったのか?」
「違…」

気持ち良すぎて。
カミングアウトに興奮してもう一戦かましたせいで、すっかり周りに知れ渡ってしまった。
幹部にすら呆れを通り越した目で、お盛んですね、と言われるハメになった。