そろそろ、思い出さなきゃ。
私はどこからきたの?
*
縛られた状態で動けば動くほど、全身が敏感になっていく。
縛り上げた男に全身を犯されているような感覚。
肌に当たる刺激が、すべて主人の舌や指になる。
自分が誰のものか、イヤというほど、思い知らされる。
食事をしようと共同キッチンに来たのに、まったく食べる気が薄れてしまった。
「ひゃ…ッ!」
どん、と後ろからぶつかられ、花芯がぐりぐりと潰れる。
もう下腹部はドロッドロになっているのに。シャツに染みてしまったら、どうしよう。
「…っと、大丈夫か?」
シャツの隙間からロープが見えないかヒヤヒヤする。
「だい、じょぶです」
呼吸を落ち着けて立ち上がろうとしても、イきかけてしまったせいか、力が入らない。
手下の魚人がいぶかしげに覗いてくる。
バレてしまう!!
「本当に?」
立ち上がろうと力を込めて、グニグニと、また縄が股に食い込んでいく。
「ゃ」
あ、止まらない。
1度、高まった身体がモジモジと刺激を求めだして、歯止めがきかない。
「大丈夫、っお構いなく…!」
俯いて、今すぐに自慰したい衝動を抑える。
お願いだから、バレないで…!
そうか、とペタペタ、足音が遠ざかっていく。
ホッと、その後ろ姿を見送る。
壁に寄り掛かって、身体の火照りを冷やす。
くちゅくちゅ。
涙が出る。
自分で慰めるなんて。
一度もしたことなかったのに。
しっかり濡れているのに、どうしても上り詰められない。
半端な刺激が、つらくてつらくて仕方がない。
「…良い姿だな」
ふと、大きな影が千代里を覆う。
待ち望んだご主人様が、舌舐めずりをして、満足げに千代里の痴態を見下ろしている。
「見せつけたいんだろ? 開いてみせろよ」
足をつかみ、秘部を暴くと、それだけで快楽に悲鳴をあげる。
ひくひくと物欲しそうに痙攣する秘部を指で開くと、恥ずかしくて仕方ないと言いたげに、涙が目に溜まる。
入りっぱなしの彼女の指を掴んでくちゃくちゃと差し入れする。
「こんな細い指じゃ、満足できないんだろ?」
「ン、ふ、…ああっ!」
男が強く噛んだ唇を舐める。我慢させないとばかりに。
声が大きく漏れる。
同胞たちの話し声が、食堂から聞こえてくる。
「たすけて、っ…!」
やめてやめてと首を振って、泣きじゃくる千代里に、俺も丸くなったな、と反省しながら抱き上げる。
「野外プレイは早すぎるか?」
頷いた千代里に、譲歩してやるよと、言いつつ、近くのトイレの個室に入る。
え、と絶望の色を浮かべて見上げる千代里の尻を叩き、アーロンはくるりと体勢を変えさせ、お尻を突き出すような格好をさせる。
服を着たまま、縄をズラして挿入する。
生暖かくていつもよりもトロトロで、熱し切った身体を後ろから抱きしめて、遠慮なく突き上げる。
「あっ、あっ、やだ、だめだめだめ!」
あーー!っと大きく叫んで、すぐに果てる。ぎゅうううう、と締め付けられるのを我慢して、もう少し、と腰の動きを子宮を抉るように回す動きに変える。
「あた、ってる、あっ、んん」
「そりゃあ、な」
「そ、こ、やっあぁーーっ!」
ぐにぐにと入り口を抉ると、悲鳴が大きくなる。
「いつまで、たっても、狭ェ!な!」
ぱんぱんになったお腹を撫でると、自分が出入りしているのがよく分かる。
俺が犯してるんだ。こいつを。
「くそ…!もたねぇな…!」
また、生のままお腹に吐き出してしまった。いい加減、本当に子どもが出来てしまいそうだ。
「ふっ、ぅ、」
泣いている千代里の背中をなぞる。
変なところで繊細なんだよな、と舌打ちする。
「おい、いつまで泣いてんだ」
縄を解く。
解放されていくと、なんとも言えず、千代里が手から離れていくような気がする。
「ごめんなさい」
ぐしゃぐしゃになった顔を指で拭う。
「トイレが嫌だったのか?」
「違…」
気持ち良すぎて。
カミングアウトに興奮してもう一戦かましたせいで、すっかり周りに知れ渡ってしまった。
幹部にすら呆れを通り越した目で、お盛んですね、と言われるハメになった。
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