褒められると嬉しかった。
トクベツになれた気がして。

水面が揺らぐ。
真っ青なコバルトブルーの世界に囲まれて、心音がやけに大きく、光をゆらゆら揺らす中で響いていた。

足が攣ったのかと、痛むたびにムチを打って。
その程度かと詰られる度に、自分が間違っているのだと飲み込んで。

肉離れが起こった。
忍び込んだ夜のプールで、誰にも気付かれることなく、少女は溺れた。





舌が熱い。
首筋を噛みつかれると、ゾクゾクと背筋を甘い刺激が走って、身体の芯がくすぐられる。

親指を柔らかく噛みながら、されるがままに刺激を享受する。

今だけで、いい。
頭をいっぱいにさせたい。

向かい合って抱き合うように、シーツへ押さえつけられる。

涙が流れ落ちる。
青い肌にすがりつくように手を伸ばして、肩甲骨をなぞる。
半分ずり落ちた水着から胸がこぼれ落ちると、ざらりとした舌が器用に頂点をこねくり回した。

痺れが心臓をくすぐるようで、涙が溢れて止まらない。

どうしたら、この人、気持ちよくなるんだろう。
あまりに優しい触れ方に、何かを錯覚しそうになる。

「っ…ごめん、なさ」

磯の香りが、くらくらする。
そっと、男自身に触れると、緊張が走った。咄嗟に謝罪を口走る。

「ンン、なんだ、初めてのくせに積極的だな」

伸ばした手に添えるように手が重なる。
熱いカタマリを絞るように、撫ぜるように、上下する。

「ふ、…また、イイ子って、言われてェのか?」

びくりと、足の間を縫って、浸入する指に反応する。
自由になった口から、想像もしたことない自分の甘い喘ぎが漏れる。

「も、いい、はずせ」

手を捕まれて、不安げに見上げる。
快楽へ溺れかけた涙顔は扇情的で、なりふり構わず欲望をぶつけたいくらいに高まる。

「っ…そ、こ、」

絡みつく熱いヒダの中で、急に収縮する部分を見つけた。ひときわ繊細な豆も優しく潰してこねくり回すと、女は回した腕に力を入れる。

「随分とマゾなタチだな。見られながらヤッた方が感じたんじゃねえか?」
「そ、んな、」

キュン、と膣が狭まる。
同時に女が荒い息をはく。

「あっ、あっ、ダメ、だめなの」
「…俺が情けをかけてるんだ、素直にイっとけ」

「ゃ、あたし、」

落ちかけてなお飛ばないように堪える様に柄にもなく欲情する。
女の肩甲骨をなぞる手の心地よさに目眩がする。

「…はやくイけ、面倒だ」

ぐちゃぐちゃと掻き回すと、白くねっとりと感じきった女の蜜が零れ出す。
声をこらえて飛んだ女の顔があまりにも痛めつけたくなる切なさを孕んでいて、どうしようもなく、イキそうになる。

「俺の指はそんなに美味いか?」

千切れんばかりに食らいつく女の身体に、気分は悪くないな、と自身をあてがった。