ドクン、ドクンと、心臓が血液を煮立たせる。
身体が熱い。燃えてしまいそうなくらい。
ふわりふわりと、弄ぶように、筆を千代里の身体に這わせる。
明らかに変わった反応に、いつも通り壊すようにぶつかったら、どんなことになるだろうか。
「や、なにこれ、…うそッ!」
覆いかぶさった下で身体が仰け反る。
「こりゃあ、見ものだ」
膣からドロリドロリと粘度の高い愛液が溢れ出す。
溜まらずに自分で慰めようと伸びた彼女の手を掴んで、ベッドに拘束する。
「はしたないなァ」
ぺちん、と腰を叩く。
それだけでもかなり堪えるらしく、声を我慢して震える様が、愛おしい。
「ん…!やだあ」
俺が欲しいと言えば済むことなのに。
特に隠語を言わせたいわけではないが、恥ずかしがるところが虐めがいがあるというか。
なにしろ彼女が反抗的になるのは、これくらいしかないものだから。
「悪い子には罰を与えなきゃな」
もう一度、今度は強く叩く。
パシン!と良い音。
「…ッ、ごめんな、さい!」
はあ、はあ、と荒くなる息と、紅い唇。足の指先までピンと力が入って、震える。体温が上がる。
もっともっと、狂えば良い。
「だめ、きたない…っ」
足の指を口に含む。
「…ッく、ぁ、ああ」
嘘つけ、と男は石けん匂いがきちんと香る小さな足の裏をペロペロ舐める。
抱かれる前に、しっかり準備してるのは分かってるんだよ。
まあ、汚くても気にしねえけど。
足の股が一際、敏感なようで、襲いくる快楽から身をよじって逃げようとする。
「おねがい、だから、」
涙声で懇願する千代里の秘肉を柔らかくつまみ、形を確認するように、中を暴くように、弄る。
ポタリとシーツを汚すほどに濡れて、指を離すと糸を引く。
それでまた仰け反った千代里の目隠しを外す。
酔ったようにとろけるような瞳で、苦しそうに涙を浮かべるのが、あまりにも煽情的で、齧りつきたくなる。
「ン、ぅうう、」
「どうして欲しい」
また耳元で囁く。あーもう、こっちだって、限界なんだからはやくしろよ。
「あーろん、さんの、××××、で、あたしの×××、めちゃくちゃにして」
頭を撫ぜて、はち切れんばかりに我慢の限界を迎えつつある怒張をゆっくり挿入する。
正直なところ、もっと狂わせられるほど、放置させてあげられるほど、余裕でいられない。
「ぁ、ああ、おっきいッ、」
涙を流す千代里。待ち望んだ刺激が脳髄に叩き込まれる。
男のモノが、普段より少しだけ、熱くて硬い。それが、愛おしくて、ゾワゾワゾワ!と背中を震えが駆け上がった。感度の上がった身体が、侵入されるだけで、びくびくと跳ね上がる。
最後に、くい、と力を込めてぴったり押し付けられ、子宮の入り口に到達する。
「いつもと変わんねェよ」
「ッあーろん、さん、」
火傷しそうなくらい熱い千代里の中。開いた脚を押しつぶすように、抱きしめるように、覆いかぶさる。
ふと、繋がっている、と思う。
「ぁ、いッ…!」
お望み通り、力の限り抽送を繰り返す。息を殺して、千代里が首に手を回して縋り付いてくる。背ビレを掴まれる。
もっと、終わらない快楽を。
足先がぴん!と緊張したままビクビク痙攣し続ける。
終わらせようと果てるたびに縋り付く内壁を、叱咤するように、いじめる。
「あっ、も、ゆるして、ゆるして!でちゃう、や、なんかくる、だめ、だめえっ!あーろんさぁん!」
あああああ!
一際大きく叫んだ千代里が、ぷしゃあ、と勢いよく潮を吹く。
下半身をジットリ濡らされてしまった。
そういえば、潮を吹くのは滅多にないな。
「おもらししたのか、千代里。こんなに濡らして、悪い子だなあ!」
「ぁ、ぁ、ごめ、ーーッ!ごめ、ん、なさぃ!!」
くそ、限界だ。
ドッと欲望が飛び出していく。
弾ける。
力が抜ける。
ほんの一瞬だけ、瞬く間の喜び。
何もかもがどうでも良くなる。
ふー、と息を吐き、ベッドのサイドテーブルに置いたタバコに手を伸ばす。
ぐったりと息を整える千代里の頭をくしゃりと撫ぜて、鎖骨から腹をなぞる。腹筋が割れてきている。鍛えすぎだ。
「そんなに良かったか?」
力なく首が縦に振られる。
「あたし、おもらし、なんて…」
涙声で、顔を隠す。
自殺でもしそうな勢いで恥ずかしがる千代里。
潮吹き自体を知らないのだ。
「…ん」
千代里から自身を抜き、ティッシュで簡単に拭く。
「気にすんな、…可愛かったぜ? ヨガってるお前の顔」
伸びる彼女の尻を叩く。
ひゃん!と嬌声を上げられて、薬がまだ切れていないことに気がつく。
「でも、きたない」
「許してやるって言ってんだ。素直に、委ねろよ、なァ」
折角だ。
今夜は何度、潮を吹かせられるだろうか?
どんなことをしようかと、また舌舐めずりをした男を恐れるように千代里は見上げる。
「…そんな、」
「もっと、乱れろ。お前はぐちゃぐちゃ考えないで、俺だけを感じてろ」
手を引いて、その柔らかい肉を軽く噛みながら、口に含む。
手首から二の腕までキスをしながら舐めていく。
それだけで辛そうに眉を潜めて、喘ぐ彼女が、切ないくらいに可愛らしい。
「俺を、見ろ」
顔を隠そうとベッドに頬を押しつける千代里の顎を掴んで、視線を合わせる。
少しずつ力を取り戻す肉棒を、少女の口に含ませる。
段々、上手くなってきた舌使い。
懸命に喜ばせようとするその従順さが、最近はたまらなく愛おしい。
十分に力が戻ったところで、口から外す。
少しだけ不安そうに見上げる頭を、よしよし、と撫ぜる。
本当に犬のようなヤツだ。
あてがった自身を挿入する。
「ひゃ、あっ、」
また、荒っぽく突いてしまった。
どうにも、思春期かというくらい、気が急いてしまう。
千代里が繋がったまま、抱きついてくる。
なんとも言えない、多幸感。
自分の腰に絡みつく脚を撫ぜる。
「このまま、とけちゃったら、良いのに」
呂律のまわらない口調で、鎖骨にキスをする千代里が淫靡に笑う。
ああ、堕ちているのは、俺の方か。
少女の身体を抱き上げて、自分に座らせる。
グジュグジュと突き上げながら、喘ぐ口を塞ぐように深く口付ける。
達する瞬間。
ひとつに、なる。
そんな錯覚をする。
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