02

会社の飲み会帰り、加賀野 涼(かがの りょう)は前から気になっていた上司と2人っきりになった。たまたま帰る方向が一緒だったのだ。

上司の名前は藤本 雅之(ふじもと まさゆき)。彼は入社当時から加賀野の憧れの存在だったが、その憧れの気持ちはいつしか恋心に変わっていた。想いを告げようにも相手は上司で男同士。そう簡単にうまくいくはずもない。

「お前、結構飲んでたけど大丈夫か?」
飲み会ではかなりの量の酒を飲んでいた。藤本が心配そうに加賀野に尋ねる。案の定、加賀野は酔っ払っているのかその場にへたり込んでしまった。

「困ったな調子でも悪いか?」
酔ったふりを続ける俺に心配そうに声をかける上司。

歳下の男に、それも部下に組み敷かれるってどんな気分です?

やらしいなぁ、藤本さん。ここ、こんなにしちゃって。

でも、感じちゃってるんですよね?

ダーメ、ここでして下さいね。そのスーツのまま。

その言葉に唖然とする稲葉さん。いい歳した上司が部下の見てる前でお漏らしなんかしたら、明日から会社来れなくなるな。そう思うと自然と俺の口元には笑みが浮かぶ。彼はというと本気で恥ずかしいのか、縛られた腕を解こうと必死に身体をくねらせる。

「おいっ!頼むっ!それだけはっ!」

「たのむっ……おねがい、だからっ!」

限界が近いのか喋るのもやっとの様子だ。苦悶の表情を浮かべながら懇願してくる。彼が必死にそんなことをしても俺の加虐心を煽るばかりで何の効果もない。

全ての気力を奪われたかのようにガックリとうなだれている。

はっ。可愛いな、あんなに強気なこと言ってたくせに。

さて、次はデカい方させてみるか。カバンからイチジク浣腸を取り出したところで彼のすすり泣くような声が耳にはいる。

「おれ、こういうの……はじめて、だったから。」

恥ずかしいのか俺から顔を逸らし俯く彼は涙声で小さくしゃっくりをあげている。

嘘だろ、オイオイ。まさかこれだけで泣いちゃった?

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