それはさながら懺悔のよう

「……頼みます」
「今何時か御存知かしら?」

突然訪れた来客にエルは不機嫌になりつつも渋々招き入れ、荒々しく扉を閉める

「裏口からゴツイ男達がゾロゾロと男女を連れてか弱い乙女の家にゾロゾロと入ってくるなんて…いくらワタクシが優しいからってやっていい事といけないことがありますわ!!」
「…………」
「冗談ですからキョロキョロしない!!」

どこにか弱く優しい乙女が居るのかとでも言うようにエルの目の前でキョロキョロと辺りを見回し始めた男達はスティーブンの私設部隊に所属する同僚達である。お互いにあまり干渉はしないが"お客様"を教会に連れて来たりと何だかんだ関わることが多い。

「嫌ですわー。こんな夜更けに仕事持ってくるなんて、残業代とか出るのかしら?」

エルはブツクサと文句を言いながらスティーブンに凍らされた男の生体銃の銃身を握り、ボキリとへし折った

「あら?案外脆い」
「いえ、貴女が馬鹿力なだけです」
「引っこ抜いてさしあげましょうか?」
「……」
「おいこら否定せんのか」
「似非シスター」
「おだまり不健康。さっさと地下に連れて行ってくださいます?そしてさっさとお帰りやがれです」

エルの言葉に返事どころか目も合わせず、さっさと地下へ向かう同僚達にエルはため息をついた。


「今回も徹夜かしら……」