バーン!!と扉を勢いよく開き機嫌良さそうに言いながら部屋に入ってきたエルはくるりと一回転した後スカートを摘みお辞儀をした。その勢いにクラウスが拍手。
エルはスカートから手を放し、「ありがとう、どうもありがとう」と手を振り、途中でコーヒー片手に立つスティーブンとハイタッチをかわし、チェインにハグ。ザップと握手してその後何事も無かったかのようにレオの隣に座った。
クラウスとスティーブンは何事もなかったのかのように仕事に戻り、チェインは不思議そうに、ザップは何が起きていたのかわからなかったようで固まっている。
レオはその一連の流れをただただ呆然と見ていた。
「いやいやいや!!今の何ですか!?何が起きたんですか!?」
「あらあらレオナルド君。ご機嫌麗しゅう御座います。今日は何曜日?」
「え?日曜日ですけど……」
レオが戸惑いながらもエルの問いに答えると、エルは表情をだらしなく崩した。
「そう……日曜日!!日曜日はミサが!!ミサがあるということは……」
「ということは?」
「御布施があるという事!!」
その瞬間部屋内はシンっと静まり返った。
「今エルさん何と?」
「日曜日はミサ……?」
「ではなく、そのもう少し後です」
「お布施」
「はいアウトォォォォ!!エルさんあんた最低だな!!シスターのくせに!!!」
「私別にシスターじゃないですよ」
「え!?」
レオが驚き声をあげる。その声に周囲も注目し、部屋は再びシンっと静まり返った。
すかさずエルに睨みをきかすスティーブン
「あ、嘘嘘冗談です。シスタージョーク。驚きましたか?」
「エルさんって……」
「なんです?」
さあずずいと言っておしまい!と促すテンションのおかしなエルにレオはため息をついた
「なんと言うか、意外と残念ですよね」
「お茶目なシスターはお嫌い?」
うふっと可愛い子ぶったエルにレオは苦笑いで返した
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