「ご機嫌よう。この教会に何か御用でも?」
まさか話しかけられるとは思っていなかったのだろう。少年はビクリと肩を揺らした後エルへ視線を向けた。
「すすすすみません!!!用は特に無いんです!!!」
思わず吹き出したエルに対して余計恥ずかしそうに顔を赤くする少年
エルは教会の扉を開き手招きした
「どうぞ、お入りになってください。一緒に美味しい紅茶とクッキーでもいかがです?」
テーブルには湯気が立ち上り、いい香りのする紅茶と高級そうなクッキーが置かれた。
知り合いから貰ったのだとエルはクッキーをレオナルドに勧める
「私はこの教会の管理をしているエル・エルグラドと申します。」
「どうも。僕はレオナルド・ウォッチです。」
「ウォッチ様はなぜ教会を見られていたのです?」
「レオで良いですよエルグラドさん」
「なら私もエルで良いですよ」
お互いに自己紹介をし合い、世間話や他愛もない話をする
ヘルサレムズ・ロットにこんなに手入れの行き届いた教会があるのが珍しかったとか、レオがこの街で記者見習いをしていることや教会に咲く花のこと、エルの知り合いのこと等様々な話をした。
「また話を聞いてくれますか?」
「ええ、勿論。いつでも来てください。紅茶とお菓子、用意しておきますね」
これが後に仲間となる少年レオとエルの初めて出逢った時の話
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