エルは頑なに話そうとしない男を動けないようにベルトで縛り、鉄の塊の中に押し込んだ。
男は真っ青になり、ガタガタと震えていた。自分が入れられている物の正体に気付いたのだろう。
「待ってくれ……まさかこれって……!」
「うふふ。さっさと話してしまいなさいな。それともこの体験を誰かに自慢なさる?」
エルが選択肢を提示した時、チリンチリンと鐘の音が暗く冷たい部屋に響いた。その鐘は教会に来客が来たことを知らせる為にエルが設置したものである
「あら、教会にお客様が……行かなきゃいけませんわね」
エルはわざとらしく言いながら男が入れられている鉄の塊の扉を問答無用で閉め始める
「暫く大人しくしていてくださいな」
「やめてくれ!お願いだ!!」
そんな言葉など聞こえていないとでも言うようにエルは微笑みながら鉄の処女の扉を閉めた
教会に出るとステンドグラスを見上げていた少年がエルに気付いた
「こんにちは、エルさん」
「いらっしゃいレオ君。新しい紅茶の茶葉を貰ったのですよ。一緒にお茶しませんか?」
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