そして魔の強化合宿がはじまったのであった。


「……はい終了。プリントを裏にして回してください」


ふふん!良い出来である!
自画自賛しているが、本当に良い出来なのだから仕方ない。


「ちょ……ボク夜風にあたってくる」


フラフラしながらおかしくなった奥村君が外に出て行った。

そして私には大変な問題が起きている


「お腹すいた……」


お腹すいたのである。
自分の鞄を漁りポタージュ味のうんまい棒をだす。
サクサクした歯触りがたまらない。

「朴、お風呂入りにいこっ」
「うん……」
「お風呂!私も!」

何人か元気よく風呂に行ったみたいだが、腹減ってる私は風呂は後回しだ。

サクサクがたまらん!うまいぜ!流石うんまい棒!!
次はイチゴ練乳味だ!と口にくわえる。

…………神か、神はここにおられたのか

感動している私はふと意識を取り戻した


「教師いうたってアンタ結局高1やろ?ムリしなはんな?」

「僕は無謀な冒険はしない主義なんで」

「無謀じゃ無かったら覗きしはるんで?」いやーん奥村センセもいやらしかー

話に乱入したら一瞬空気が止まった。

「……遠子、お前おったんか?」
「ずっとおったけど?」
うんまい棒をサクサクしながら答えると志摩は頭を抱えた


「あかん…遠子おるんやったら止めとくわ。恐いし……」


部屋にはうんまい棒を食うサクサクという音しかしなくなった。

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