私の霊力が無くなったと同時にフッと部屋の電気が切れた。

足が軽くなる。
囀石がゴトゴト動き皆も動き始めたためぶつかったりしている。
志摩が携帯を開いたことで微かながらも周囲を把握することができた。
どうやら皆無事のようだ。

「停電……!?」
「いや窓の外は明かりがついてる」
「どういうこと?」

言われた通り窓の外を見ると停電らしき状態にはなっていなかった。

「停電はこの建物だけってことか……?」
「廊下でてみよ」
「志摩さん気ィつけてナ」
子猫さんの心配に志摩はフフフと笑う。

「俺こういうハプニングワクワクする性質なんやよ。リアル肝ためし……」
と言いながら扉を開けた志摩の先に何かが見えた。そう、屍だ

気付いた志摩は扉をバタンと閉めた
「……なんやろ、目ェ悪なったかな……」

「現実や現実!!!!」

坊が声を上げた直後扉を突き破り屍が入ってきた

口々に屍に対し叫んでいたが坊が私に気づき叫ぶ

「遠子!"波"は撃てんのか!!」
無理だ
「腹がへってるから撃てない!」
だからあれほどうんまい棒くれって催促したのに!!

扉を完全に壊して入ってきた屍はなぜかボンっと破裂した

破裂した屍からの液体がかかる
よくわからん生き物の体液とか気持ち悪いだけだ

そんな中、杜山さんの使い魔が木の枝のバリケードをだした

自分がこうも役立たずだとは思いもしなかった。
腹減ってるとか何の言い訳にもならないのに自分は馬鹿か!


「くっそ!!」


こんな気持ちになるのは初めてだった。

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