「みなさん初任務どうしはりました?」

初任務。
今現在私が聞きたくない言葉である。
志摩たちは楽しそうに雑談しているが、私は余り聞きたくない話題であるためボタン連打に集中する。
なかなか進まなくてイライラする私の耳に届いたのは残酷な言葉であった。


「しかもその後俺の使い魔にしたんだ!」


は?使い魔?

「聴こえたぜ奥村ぁ、お前、悪魔使役出来ない私を裏切ったな…!ずりぃぞ奥村ぁ!!」

イライラが募りボタンを激しく連打する。
ガチャガチャバチンバチンいって壊れそうな勢いだが止めるのは無理だ。
イライラする。


「…何してんだ寺島」


ビビりながらも不思議そうに聞いてきた奥村君に私はイライラしながらも親切に答えてやる。

「見りゃわかんだろ。山田とモンハンやってるじゃねえか」

設置していた樽爆弾が爆発して激しい音が鳴る。
爆発音に少しスッキリしたがまだストレスは解消されていない。

「なあ、あいつ、いつもに増して機嫌悪くね?」

聞こえてるぞ奥村

「しょうがありません。遠子さんは僕ら全員の任務に同行してはりましたから…」

「悪魔寄らんから壁変わりや」

「ええように使われたんや」

京都コンビネーションがうぜえ


「お前ら…全部聞こえてるぜ…串刺しにしてやろうか?あ゛ぁん?」


余りのイライラに力が入ったせいか、バキリと音をたて□ボタンがめり込んだ。
戻らないことに更にイライラが募る。
初任務のストレスと戻らないボタンにイライラして思わず奇声を上げた。
志摩たちはいつものことだとスルーし、奥村はドン引きしていた。

「すまない山田、今日はここまでだ。次また付き合ってくれ。」
山田が微かに頷いたから了承ととる。

山田、いいやつ。

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