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ボタンがめり込んで戻らないのにイライラしていたらいつの間にか奥村先生と椿先生が来ていた。
霊の捜索任務だから私は少しの間待機らしく、奥村先生と皆を見送った。
見つからない場合は私が入り口から追い詰めるということらしい。
私の役回りって何かと損じゃないかと最近思っている。
別任務は悲しいぜ。
待ち時間の間、奥村先生と会話を余りしたことないのに気付き話題を探す。
「奥村先生、一つ聞いてもいいっすか?」
「何ですか寺島さん」
「これ、どうやったらもとに戻りますかね?」
今さっき□ボタンがめり込んだ携帯ゲーム機を見せる。
奥村先生の眼鏡が光を反射し表情がわからなくなる。
しかし、口許がひきつっているためドン引きしているようだ。
「寺島さん、それは一体…」
「ちょっとやらかしてしまいました。」
テヘペロと言うと奥村先生は考え込む
「押してみては、どうでしょう?」
なるほど、引いてだめなら押すと…
バキリと音がし、□ボタンが地面へと落ち、転がって奥村先生の靴にあたった
「奥村先生…」
「こっち見ないでください。」
罪悪感で一杯だという表情で顔を背けた奥村先生は立派な人の子だった。