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行き先は京都
勿論自分の家があるわけだからどんなに遠かろうとちょっと寄らせてもらえればいいから着替えをもって帰らなくても多少は大丈夫だ
だから準備はそれほど必要もなく終わった
問題はそこではない
「おいおい師匠さん」
「何だ」
師匠は面倒くさそうに返事した
手には3D機能のあるゲーム機を持っていて、可愛らしい声でそうれっ!とかていやっ!とかファイアーストームとか聞こえる
「なんで私は師匠の隣なん?」
「なんですか。よっしゃフィーバー」
「ですか!」
勢い余ってタメ口を使った言葉を訂正させられた
新幹線の座席は他の祓魔師は自由なのに何故か私だけ師匠の隣だと決まっている
「おいおい遠子さん、もうお約束を忘れたのか?」
「え?ここからもう師匠と行動するんすか?」
「そうだな」
「そんなバナナ」
頭を抱える私に師匠は容赦なく追撃する
「家に帰るまでが遠足って言うだろ?」
「帰りも!?」
「そうだな」
「まじかよ…」
なんてことだ
師匠に監視されてすごさねばならないのか
「遠足と言えば、あれ、持ってきたか?」
唐突に師匠が言い出す
「勿論です」
「じゃあ早速…」
「私、その風船ガムがいいっす」
「おい、何で棒付きの飴しかないんだ。普通の飴はないのか」
みんなが大変なことになっていると知らず、私たちは普通にエンジョイしていた