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「ただいまー」
玄関で大きな声で言うと廊下の奥からパタパタと忙しそうな足音を立て母親が出てきた
「遠子ちゃんお帰りなさいって…あら、そちらは?」
「師匠です」
「山田です」
急いでいるため紹介は簡潔に、である
「まあ!いつも遠子がお世話なってます。遠子ちゃんははよぉお爺様のとこ行き!大変なんよ!!」
ほらはやくはやくとマイマザーに背中を押されてジジイの部屋の襖の前まで連れてこられた
ちゃっかり師匠は母上に連れてかれた
「遠子です。ただ今戻りました」
返事はない。ただの屍のようだ
おかしい。
返事はないが襖を開く
部屋の真ん中には一組の布団が敷いてあり、人が横たわっていた
顔には白い布
「おいおい待てよ」
どうみてもジジイであった。
「まじで屍じゃねえかよ」
流石の私でも吃驚である
あの何をしても死ぬことはないと思っていた狸ジジイが死んでいた
と、突然肩をトントンと叩かれ振り向く
そこには透けている霊、もといジジイ
「幽体離脱できてん」
「くたばれジジイ」