シャクリシャクリとスイカを咀嚼する。
水で十分に冷やされたスイカは美味しい。

「寺島、聞いてもいいか?」
「何?」

奥村は深刻そうに話しかけてきた。
正直面倒な話は避けたいところであるが、聞いてやらんことはない。

「お前は…やっぱいい。さっきのは無かった事にしてくれ。」
「そうか…とでも言うと思うたか馬鹿め!さっさと吐きやがれ!何だ!何があった!!」

奥村を脅すが何も吐かなかった。残念である。

「俺スイカ持ってくけど、寺島はどうすんだ?」

何にも考えてなかった。師匠には虎屋から出るなとしか指示されていないし、どうすっかな…

「とりあえずスイカ食い終わるまではここにいる。食い終わったら仕事探す」
「そっか…じゃあ俺は行くな!」
「おう!」

奥村はクロをお供にスイカを持って去っていった。


「いったい今あいつらに何が起きているんだ?」


とりあえず奥村達の現状を知りたいので師匠よはやく帰ってこい。

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