11月11日

昼休み

弁当を食べた後、おやつのポッキーを貪っていると志摩がじーっと見ているのに気づいた。

「何だよ。何がいいたいんだよ。」
「いや、今日はうんまい棒やないんやなあと思うてな。」

今日は11月11日だ。
店はお菓子会社に踊らされ盛大的にポッキーやらプリッツやらを売り出している。
所詮私もお菓子会社に踊らされ買ってしまった一人である。

「志摩、1本やるよ」

志摩は目を見開き驚いていた

「なんや珍しいやないの。遠子が菓子わけてくれるやなんて。」

私だって偶には菓子くらい分けてやる。

「ほな、食べさせてやるよ。はい、あーん」

志摩が大人しく口をあけた。
口に入れようとしたと同時に閃いてしまった。
許せ、志摩。


「いってー!!!おいこら遠子!!そこは鼻の穴や!!」


「ほれほれ」

「やめえ!!穴あくやろ!!」

「え?鼻はもとから穴あいてるぜ」

志摩の思わぬボケに手を離した
もとから穴があいていると指摘した私は正常なはずである

「せやった。こりゃうっかりって、いったー!!!穴あくやろ!!!」
「あいてるあいてる」

片方じゃバランスが悪いと思い、もう片方の穴にもポッキーを突き刺した
志摩は意外にもボケの素質があった。

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