「ストーカー被害ですか」
「ええそうなのよ……どうにかならないかしら……」
妙さんとは友達のような付き合いになっている
買い出しに行く度に遭遇して、よく話すようになったからだ。
「それで、届け出とかは出しましたか?」
漆は妙に話の続きを促すも、中々続きを話そうとはしない
何処かを見ているようだ
「妙さん?」
漆が不思議そうに聞くと同時に、はっと意識をこちらに戻した妙は何でも無いのだと笑顔を取り繕った
「漆さん、今日はもう帰るわね」
「いや、でもストーカーが居るのでは?」
「大丈夫大丈夫。もしかしたら勘違いかもしれないわ!」
妙は焦りながら手を振り誤魔化しだす
漆はやはり何かしら隠そうとしてるのだと思いつつも、これ以上話を続けることは不可能だと判断した。
「では漆さん、また今度」
「ええ、気をつけてお帰りください」
妙は小走りで帰っていった
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