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クロロ「それで、面白い話って何だ?」



シャル「

ニルがねー


団長のこと好きらしいよー 」




開拓か崩壊を待ち続ける、旧市街の廃墟。

三階までの鉄骨造、かつて事務所として用途があったビル、今やただの置物であったが、一時的にある者たちが会する場として使われた。


そのある者たちを一括りに、

幻影旅団 と人は呼ぶ。

クロロ「そうか」

物のない殺風景さとは、冷やかな空気をより引き立たせる。

しんと静まりかえるアジト。

集っているメンバー達はいつもなら人が死ぬことは定か、
仲間が倒れても平常心で顔色一つすら変えず、驚く仕草なんて見せない。 しかし

こんな状況では無言になって、あるモノヘと視線を集中させた。

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