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1995年神室町────
東城会本部の事務の仕事をしている伊瀬谷杏子(19)。風間組の事務所に顔を出す
「こんばんは」
柏木「杏子か」
【東城会直系堂島組内風間組若頭 柏木修】
「柏木さん、今本部のバイト終わりました。今日は書類が沢山で疲れました;」
柏木「全く何が楽しくてそんなバイトしてるんだ。コンビニとかファミレスとか色々あるだろう」
「いいんですよ。世良会長は優しいですし(笑。一般の人には出来ない、特別な仕事です」
柏木「友達と遊ばないのか?」
「やだぁ柏木さんたら。私友達いませんよ。極道の娘なんですからね」
柏木「…悪かった」
柏木は申し訳なさそうな顔をした
「いえ、大丈夫。私には大吾くんや由美ちゃんがいるから!」
柏木「由美は優しいからな。お前と気が合うんだろう」
「ええ。あ…柏木さん、お土産です!冷麺ですよ」
柏木「おお!ありがとな。頂く」
ズルズルと食べ始める。冷麺が大好物なのだ
「お父さん居ます?」
柏木「上だ」
「ありがとうございますっ」
お父さんとは風間新太郎のことだ
2階
ガチャ
「お父さん」
風間「杏子」
【東城会直系堂島組内風間組組長 風間新太郎】
「お父さんに会いに来たの」
風間「そうか。なら今日は泊まるといい」
「いいの?」
風間「当たり前だ」
「ありがとう!」
風間「フ…冷蔵庫にケーキがある。食え」
「やった!」
風間「取ってきてやろう」
「あ、いいわ!お父さん脚悪いんだから座っててよ」
桐生が数年前、中国マフィアの蛇華に囚われ監禁された時に助けに行って右脚を負傷したのだ。杏子がプレゼントした杖を愛用している
「お茶淹れるね」
風間「杏子」
「ん?」
風間「俺は…父親らしいことは出来てるだろうか」
「なにいきなり」
風間「本当の父親じゃないが、俺はお前を立派に育てたつもりだ」
「出来てるわ。だからお父さんって呼んでるの。私、お父さんの事大好きだから」
風間「そうか。…ありがとう。俺もだ」
「うん!」
風間は笑顔でそう言った
風間のお茶を淹れて、ケーキをたいらげる
柏木も2階に
風間「やはりお前が淹れた茶が一番美味いな」
「あら〜嬉しいわ!」
コンコン
桐生が来た
風間「はい」
ガチャ
桐生「失礼します。親っさん」
【東城会直系堂島組舎弟頭補佐 桐生一馬】
風間「おう、来たか。一馬」
「桐生さん!」
桐生「杏子、来てたのか」
「うん」
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