▼ねるこがそだつ

私が眠ると、それに気づいたチョロ松兄さんは、押入れから私しか使わないモカブラウンのタオルケットを出してきてかけてくれる。
猫をかまっていた一松兄さんが、私が寝ているのに気づけばソファの下で座り込みそばに寄り添う、トド松兄さんが私の顔をのぞき込んでからスマートフォンで撮影して少しうれしそうに笑いそれを一松兄さんとチョロ松兄さんに見せた。
カラ松兄さんが帰ってきてそうそうに何か言おうとして私が寝息をたてている事に気づき、一緒に帰ってきた十四松兄さんの口を押えて静かにと静止する。
十四松兄さんは、袖からでていない指でしーっと一松兄さんの膝で丸まる猫に声をかけた。
ただいまとパチンコから帰ってきた長男は、全員が集合して末の妹である私が眠るのをみてヘラっとほどける様に笑い私の頭もとに景品で貰ったチョコレート菓子をひとつおいて座り込んだ。

「よく寝るねえ。お兄ちゃんともお話ししようよ」

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20160531

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