それも日常
出会いはなんだったけ?そう首をかしげて考えてみれば、仲のいい幼馴染が頭のすみっこで笑ってくる。
ああそうだ。そうだ。
あの合コンとも言えないようなお食事会だったとぼんやり思い、目の前でテレビに向かってぎゃんぎゃんと騒がしい我が彼女様を見やる。
「やだ、もう、かっこいい」
ぱたり、腰かけていたベッドにしなだれる様に寝っころがりつつ目線は画面から離さない。
テレビ画面では、別にイケメン俳優のドラマだとかが流れているわけではない。
「出てきてくれたらいいのに、駄目だ。私嬉し死にするわ」
「なまえ、そろそろ出るんじゃなかったのかい?」
「おお!ちょ、サングラス!サングラスーどこ!」
移り変わるカラフルな映像。
それは立体的なものではなく、繰り広げられる事はどこもかしこも現実味は薄い。
それは通称アニメといい。一般的には子供向けの娯楽である。
それを好き好んでみる我が彼女殿は、所詮オタク。
しかし、彼女の趣味はその程度で収まるモノではない。
「んじゃ!行ってきます!」
ちゅっとかわいらしいリップ音を鳴らしてわざわざ頬に唇を落とせばもう見慣れたパンプスを履いてごろごろごろ。煩くキャリーバックを引いていく姿。
オタクで、コスプレ趣味、BL、GL、夢小説、ゲームに三次元、2.5次元、無機物妄想までなんでもござれ。
唯一収集癖の無い彼女は、今日も今日とて撮影だ!とカラーコンタクトでぎらぎらした目を隠すように大きめのサングラスでうちを出ていく。
もうすぐ付き合って三年。
そんな彼女でも
「好きなんだよい」
(なーう/画像付)
(髭剃れ)
(描いてんだよばっかやろーう!)
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20130626
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