高感度パラメーター


タイミング的に私が恋愛シュミレーションゲームにハマっていた時期になる。
元々恋愛なんぞ自分にはできないだろうと思っていた私は、職場の事務をしていた同い年の同僚にメル友に会うから一緒に来て!と言われて少しわくわくしていた。
合コンなんて初めてだ!とその日は、ちょっとだけ丁寧に化粧をした。
結果論として、普通にご飯がおいしかったとだけ言っておこう。
オタクを隠すのは私には無理だし、それがわかってまで私と付き合ってくれるような男性などいないと思っていた。
なので、同僚のこの子オタクなんですよ曝露はありがたくついでにとばかりにブラコンも曝露させていただいた。
始終眠そうなサッチさんと、同僚と学生時代の部活で盛り上がるマルコさん(今は呼び捨てだがここではマルコさんとしておこう)。
ああ、いい感じだから邪魔しないでおこう。そう思って眠そうなサッチさんに眠そうですねえなんてちびりちびりとお酒を含みながら話しかけていた。
解散寸前にメルアド交換となって、まあきっとそのまま疎遠になるんだろうなあなんて思いながらもきちんと登録。
帰宅してすぐに同僚から「メールした?」という電話がきて、してないと返せば楽しかったですだけでいいからしときなさい!と怒られたので仕方ねえとばかりに社交辞令にまみれた楽しかったです(にっこり)なんていうメールを送った。
サッチさんからは、寝不足気味でごめんなーという謝罪と数回のやりとりをして終了。
マルコさんからは、こちらこそ楽しかった。おやすみという一方通行なメールが来て終了。
うん。サッチさんなら道はあるかな?と思っていた私は、今の自分を見たらなんと言うだろう。

「え?ご飯一緒にいかないの?」

「私誘われてないわよ」

数日後、ご飯いきませんか?とメールを寄こしたのはマルコさんだった。
あ、じゃあまた四人でご飯かな?と思って事務所に寄ったついでに同僚に話しかければちょっとばかしぶすっとした顔でそう返される。
おおう?二人でご飯?
疑問符のまま、じゃあ明日というメールを受信して私の思考にあるのは一つ。
何故、私なのか
そんなに話したか?共通の話題あったか?疑問符ばかりの頭でとりあえずよくわからないけどご飯だと次の日は、普通にご飯を食べて何気ない家族の話なんかをして終わった。
またご飯のお誘い、この時は忙しくてジーパンにTシャツにノーメイクの男子がっかりパターンだった。
しかし、後日またお誘い。
この時にコスプレ趣味を曝露した。
しかし、またご飯いきませんか。
めげねえな。と、もはや恋愛シュミレーションゲームならパラメーターはマックス大恋愛ルートだろうこの状況に、私はもはやどうやったら告白回避ができるのかというよくわからない使命感にかられていた。

「うそ、まだ付き合ってないの?!」

「え、もう付き合うもんなの?!」

同僚からのそんな言葉を聞いたのは、合コンから半年。
季節は夏。もう曝露するものと言えば部屋が汚い事だけだぞとなった私に、マルコさんから初めてのお食事以外の誘いがきた。

「はなび、花火、だと?」

誘われた日程は、仕事終わり。
和服が好きだという話はしたことがあったが浴衣なんか着ている時間はないだろう。
地元でも有名な大きな花火大会に誘われ、私は直感した。
告白されるぞ。と

(告白イベント!おおう!)

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20130710

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