葬儀屋の正装

小生の恋人は伯爵令嬢のマリア。


マリアのご両親にご挨拶に行く日。


マリアのご両親は厳しいから小生は正装する事になった。



「スーツスーツ…」

クローゼットから死神時代のスーツを取り出す。



「これでいいかい?」


「スーツ姿も素敵ね!」


笑顔のマリアは可愛いねぇ。



「でも髪が…」


「え?まだ不合格なのかい?」


「言ったじゃない。私のお父様とお母様はマナーに厳しいって」


「マリア、小生はどうすれば完璧になれるのか教えておくれよ…」



「分かったわ!私に任せて!」


マリアが小生の髪をブラシでとかす。

真剣なマリアも可愛いねぇ…



小生の髪は高い位置からキュッと結ばれた。

この髪型、死神時代を思い出すねぇ…

やけに視界が明るく鮮明になったと思えば、前髪は真ん中分けにされていた。



マリアは小生を見ながら、顔…耳まで赤くなってる。



「どうしたんだい?マリア」


「な、何でもないわよ」

そっぽ向くマリア


マリアのご両親へのご挨拶も終わり、小生とマリアは公園のベンチに座って居た。



「アンダーテイカー、ごめんね」


「どうしたんだい?」


「慣れない格好させたり、無理させちゃって」


「ヒッヒッヒッ…久しぶりに視界が明るくなって色々見えて面白かったし、久しぶりにスーツを着たら結構動きやすくて小生は気に入ったよ」


「…ありがと」



マリアは、さっきから小生の目を見てくれない。
どうして?



「マリア、何故さっきから小生の方を見てくれないんだい?いつもみたいにこっちを向いておくれよ」


「ア、アンダーテイカーがカッコよすぎて直視できないのよ!」


ほう…



アンダーテイカーはマリアにキスをした。



「ちょっと!みんなが見てるじゃないの!」


顔を真っ赤にして怒るマリアも可愛いねぇ…



「決めたよ。小生はずっとこの姿で居るよ」


「えっ?!」





マリアの反応が可愛いからね。



ヒッヒッヒッ…