「にゃーお!」
猫耳をつけたマリアが、突然セバスチャンの前に現れた。
セバスチャンは一瞬固まる。
「マリア様それは一体…?」
「最近セバスチャンが猫にばっかり構って私に構ってくれないから、私も猫になってみたの」
「そうですか」
セバスチャンはニヤリと妖しい笑みを浮かべる。
そしてマリアに近付き、耳元で囁く。
「マリア様、夜まで猫耳をつけて、お待ちしていて下さい…」
そして夜になった。
コンコン
マリアの部屋の扉をノックする音。
「どうぞ」
「失礼します」
お辞儀をしてセバスチャンがマリアの部屋へと足を踏み入れる。
セバスチャンはマリアをじっと見つめる。
「おや?マリア様、猫耳を外されていらっしゃるではありませんか?私は先程、マリア様に夜まで猫耳をつけてお待ちしていて下さいと申しましたが」
妖しく美しい紅茶色の瞳と低く艶のある声
「ご…ごめんなさい」
慌てて猫耳をつける。マリア。
「よくできました。いい子ですね」
セバスチャンはマリアの美しい髪を優しく撫でる。
「これはこれは…とても毛並みのよい猫です」
そう言うとセバスチャンは、マリアをお姫様抱っこし、自室へ移動した。
ベッドに優しく下ろされるマリア。
セバスチャンはマリアの唇にキスをし、また髪を優しく撫でた。
「頬を染めて、恥ずかしがり屋の猫ですね。私がたくさん愛して差し上げますよ…」
また唇と唇が重なる。